第14話 お昼寝でいい夢をみています

文字数 579文字

メルシーおばさんは、番犬としての体力を温存するために、必要のない時にはいつも、お昼寝をしています。なので、パパは、メルシーおばさんのお昼寝の写真も撮って、日記に加えようと思ったみたいです。メルシーおばさんの素敵な寝顔の写真もかわいいと思ったようです。取り合えず日記のタイトルは、「お昼寝でいい夢をみています」でいいかな。

これって、いいアイデアみたいですが、重大な問題がありました。何が問題か、お分かりですか。

お分かりのかたは、お家で優秀な犬を飼っている方だと思います。

そうなんです。メルシーおばさんは、優秀な番犬なので、パパがカメラを構えて、シャッターを押そうとすると、その気配で目が覚めてしまうんです。なので、シャッターを押して撮れた写真は、メルシーおばさんが、目を開けて寝ている写真、いや、起き上がった写真になってしまうんですよ。

しかし、そんなことであきらめていたらいい写真は撮れません。艱難辛苦を乗り越えて撮影した傑作写真をご紹介しますわね。

追記:メルシーおばさんも10歳を過ぎたころから、すっかり、疲れやすくなって、最近では、パパがカメラをむけても、ぐっすりお休みのままで、時々、目を開けて、あら、パパそこにいたのって、目で合図するようになりました。


写真1 ハウスでちょっとお休みのメルシーおばさん。


写真2 ハウスでぐっすりお休みのメルシーおばさん。

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