第100話 黒いおひげ

文字数 731文字

メルシーおばさんのお鼻の右側に 1本だけ、黒いおひげが生えているのをパパが、見つけました。犬は、鏡を見ませんので、メルシーおばさんも、自分のおひげをよく見たことはありません。人間の皆さんも鏡を使わないで、ご自分のお鼻が見えるか、試してみるとわかると思いますが、お鼻の周りは、よく見えないのです。


犬のおひげは、触覚と平衡感覚を担当しています。おひげの役割は、ネコさんと同じです。ネコさんは、おひげで、隙間を通り抜けられるか、調べたり、高いところから、ジャンプしても、天才的に体をひねって、地上に着地できます。犬は、嗅覚が発達して、おひげよりも、嗅覚に頼るようになりました。そこで、おひげの役割は、あまり重要でなくなりました。人間が、眉毛をカットするように、美容室で、おひげをカットする犬もいるようです。


犬のおひげは、年に2回くらい生え変わります。メルシーおばさんの黒いおひげも、写真を撮った後、しばらくしたら、抜け落ちて、どこかへ行ってしまいました。パパが、メルシーおばさんの古い写真を調べたら、同じように、お鼻の右側に、黒いおひげが写っている写真もありました。おひげは、右のお鼻に1、2、3本のどれかみたいです。そのうちに、また、黒いおひげが生えてくるのかもしれません。

メルシーおばさんの若い時の写真を見たら、なんと、左右のお鼻にたくさんの黒いおひげが生えていました。メルシーおばさんは、年をとったら色白になったみたいです。



写真1 右のお鼻に黒いおひげが1本。


写真2 右のお鼻に、黒いおひげが2本。


写真3 右のお鼻に、黒いおひげが2本。


写真4 黒いおひげが1本のメルシーおばさんが黒いおひげのトトロさんと記念撮影。


写真5 黒いおひげがなくなったメルシーおばさん。
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