第305話 メルシーおばさん、つくばチャレンジ2022に行く

文字数 1,202文字

メルシーおばさんの住んでいるつくば市のキャッチフレーズに「ロボットの街つくば」があります。

「『ロボットの街つくば』というけれど、近所を歩いているロボットを一度もみたことがないし、おかしいな」と思っているつくば住民も多いと思います。

メルシーおばさんも、メルシー家の近くでロボットを見たことは一度もありません。

2011年3月に、構造改革特別区域として「つくばモビリティロボット実験特区」が指定されました。特区では、法律では認められていない一般歩道などの公道上で搭乗型モビリティロボットを実験的に走行させることができます。

特区は、つくば駅を中心とした「つくばセンターエリア」と、研究学園駅を中心とした「つくば研究学園エリア」の2箇所です。

「ロボットの街つくば」といいながら、メルシー家の近くでロボットを見かけないのは、ロボットは、特区の外に出てはいけないというルールがあるからです。

つくば市は日本で初めてセグウェイが公道を走れるようになった街です。

セグウェイは、つくば市では、「搭乗型移動支援ロボット」に位置づけられています。

つまり、セグウェイが走れる公道とは、特区の2エリアを指しています。

毎年秋に、「つくば研究学園エリア」で、つくばチャレンジと呼ばれるロボットの走行実験イベントがあります。

2022年は、11月20日がつくばチャレンジ2022の日でした。

イベント当日以外に、前日、前々日などに、ロボットを調整するために、実験走行日が設定されていて、その日も、ロボットの見学ができます。

メルシーおばさんは、生まれてから、まだ、一度も、ロボットを見たことがないので、つくばチャレンジ2022に行ってみました。


写真1 市役所会場のゴールです。ここから、研究学園前公園会場までいって、ここに戻ってきます。


写真2 市役所前で調整中のオレンジ色のロボットです。


写真3 市役所前のサークルを回って調整しているロボットです。


写真4 市役所前で調整中の3輪車みたいなロボットです。


写真5 研究学園前公園会場にやってきました。歩道の半分が緑色のコーンで塞がれていて、ロボットが、コーンのない側を通れば、成功です。メルシーおばさんには、簡単すぎました。


写真6 「ロボット経路封鎖 認識できるロボットは迂回すること」と書かれています。メルシーおばさんは、認識できましたが、ロボットではないので、迂回しません。


写真7 研究学園前公園の折り返し地点のコーンです。ここが、ゴールから一番遠いところです。


写真8 研究学園前公園にやってきた四足ロボットです。このロボットだけが、階段の上り下りができました。


写真9 四足ロボットは人気があって、子供が後をつけています。ロボットは、車輪ではなく、足がないと様になりませんね。


写真10 ロボットが皆、ゴールのある市役所会場に帰ってしまったので、そろそろお家に帰ろうかと考えているメルシーおばさん。
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