第199話  メルシーおばさんの花想い

文字数 641文字

メルシーおばさんも、高齢者になってきました。

昨年は、メルシーおばさんが一番好きだった柴犬のAちゃんが、亡くなりました。

年末には、メルシーおばさんの日記の読者でもあったママのお友達が、亡くなりました。

年明けには、パパの中学校の同級生が亡くなりました。

皆、がんだったようです。

風車公園の桜の花も、チューリップの花が開き始めると、散り始めました。

桜の花が散ってしまうと、今度は、チューリップの花も散り始めました。

小野小町さんが、花を和歌に詠んでいます。

「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」

(今を盛りと咲いていた花も、眺めていると、色あせていく。私もあの花の色のように、年老いていくんだわ)

メルシーおばさんも、チューリップの花を見ると、花想いにふけるようになりました。

あ、現代語訳は、メルシーおばさんの解釈です。メルシーおばさんは、スーパー晴れわんわんですし、八重桜のシーズンに長雨が降るのは不自然なので、長雨は無視しています。


写真1 咲き始めのピンクのチューリップの前で花想いにふけるメルシーおばさん。


写真2 写真1と同じ日で、この時は、まだ、桜が咲いていました。


写真3 七分咲きの赤いチューリップの前で、花想いにふけるメルシーおばさん。


写真4 満開の黄色いチューリップの前で、花想いにふけるメルシーおばさん。


写真5 満開の赤いチューリップの前で、花想いにふけるメルシーおばさん。


写真6 散り始めの赤いチューリップの前で、花想いにふけるメルシーおばさん。
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