第39話 メルシーおばさんとバラの花

文字数 600文字

ひたち海浜公園にいったときに、秋でしたが、バラの花が咲いていました。そこで、バラの花の前でメルシーおばさんの記念写真を撮ろうということになりました。でも、この話には無理があります。一つ目は、メルシーおばさんは小さいので、バラの花はメルシーおばさんの上の方で咲いているということです。二つ目は、犬は匂いには敏感ですが、見てきれいということには関心がないことです。

でもね。人間って、結構、頑固な生き物なので、パパとママは、ああでもない、こうでもないと言いながら写真を撮っていました。

それで、どんな写真が撮れましたかって?お見せしますわ。パパのカメラマンの腕をもってしても、無理なものは無理です。でもね。メルシーおばさんは、素敵なバラの花の香を嗅ぐことができてご機嫌でした。

この日は、ちょうど、コキアが満開の日で、プロのカメラマンの方が、ペットの犬を連れてきて、ペット雑誌用の犬の写真を撮影していました。コキアの丘の途中で、籐のバスケット上に座ってポーズをとっているトイプードルもいましたが、メルシーおばさんなら、何の香りもしないコキアの真ん中でじっとして、ポーズをとるなんてとてもできません。パパが、コキアの前で、記念撮影しようと言わなかっただけでも、良かったですわ。


写真1 バラの花の前でポースをとるメルシーおばさん。


写真2 バラの花の香りを嗅ぐメルシーおばさん。


写真3 そろそろお散歩を再開したいわ。



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