第299話 メルシーおばさん、紅葉のつつじ吊り橋を渡る

文字数 938文字

那須高原再訪(4)

那須高原には、ロープウェイとゴンドラがあります。

どちらも犬が乗ることができますが、ロープウェイに乗るためには、犬はケージに入らなくてはなりません。一方、ゴンドラであれば、犬は、そのまま乗ることができます。

という訳で、メルシー家は、ゴンドラの駅を目指して、自動車を進めました。自動車が高原を登っていくと紅葉が段々と綺麗になってきました。

更に、ゴンドラの駅に近づくと、今度は、落ち葉の量が更に増えて、紅葉が少なくなってきました。
このまま、ゴンドラの駅までいっても、紅葉のない山を見ることになりそうです。

そこで、自動車をUターンさせて山をおりていくと、つつじ吊り橋があったので、寄ってみました。つつじ吊り橋は、当初の訪問先には入っていませんでしたが、つつじ吊り橋の周辺の紅葉はとても綺麗でした。

吊り橋は、下を流れる苦戸(にがと)川から38mの高さにあります。

吊り橋の橋板の中央、道路でいえばセンターラインの位置は、グレーチング(鉄が格子状になっているアミの蓋)になっています。

実は、メルシーおばさんは、グレーチングが大の苦手です。

メルシーおばさんのか弱い足が、グレーチングの隙間に挟まってしまうと、抜けなくなるかもしれません。

メルシーおばさんは、お散歩するときにはいつも、道路の側溝の蓋のグレーチングに足を挟まれないように、グレーチングを避けて遠回りしています。

つつじ吊り橋のグレーチングも、足が挟まりそうでとても恐ろしかったです。

つつじ吊り橋では、グレーチングの隙間を通して、38m下の苦戸川が見えますので、更に、恐ろしかったです。

メルシーおばさんが、吊り橋を歩いて渡りたくない様子にママが気付いて、結局、抱っこで吊り橋を渡れたので、メルシーおばさんはほっとしました。


写真1 つつじ吊り橋は、こんな橋です。


写真2 つつじ吊り橋の袂(たもと)のメルシーおばさん。


写真3 ママに抱っこしてもらって、吊り橋を渡るメルシーおばさん。


写真4 吊り橋から下を見ると、苦戸川と古い小さな橋が見えます。


写真5 苦戸川の上流には、那須連山が見えます。


写真6 橋を渡って吊り橋の袂の四阿(あずまや)で休んでいるメルシーおばさん。このあと、Uターンして、来た道を駐車場まで戻りました。

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