第28話 ドッグランでランランラン

文字数 962文字

メルシーおばさんの住んでいるつくば市にも市の作った立派なドッグランがあります。

ドッグランって皆さんご存じですよね。川の堤防に行くと犬走りっていうのがついていますが、別に堤防に行くわけではありません。堤防ではなくて、柵がしてあって、そこでは、リードを付けなくて、犬が走る(ドッグラン)ことができるんです。別に、犬には足が4本もありますから、ドッグランに行かなくても走れるんですけど、お行儀が悪い犬がいるおかげで、お散歩にはリードを付けてくださいっていう決まりになってしまいました。まったく、お行儀の良い犬にとっては、いい迷惑です。ですから、リードを付けないで自由に走ろうと思えば、ドッグランに行かなくちゃいけないんです。メルシーおばさんは、大変お行儀が良いので、本当は、リードを付けなくても、いいんですが、パパとママはお散歩の時に飛び出して、自動車に轢かれるんじゃないかって心配して、お散歩の時には、リードを付けて、リードをきつく引っ張るんです。まるで、犬は自動車がどんなに危険かわかっていないといわんばかりです。森にはこわーい大きな動物がたくさんいますから、そんなことは本当はわかっているんですけどね。

さて、市内には、素敵なドッグランがあるんですが、問題がひとつだけあります。メルシーおばさんのお家から、ちょっと、14㎞ほど、離れているので、メルシーおばさんの体力では、そこまで、走っていくわけにはいかないんです。え、14kmって、ちょっと、じゃなくて、大分(だいぶ)遠いんじゃないかって。いえいえ、つくば市は大きいんで、14㎞はまだ序の口ですよ。そこで、メルシーおばさんはドッグランに行くために秘策を使います。秘策、わかります?内緒ですよ。誰にも言わないでくださいね。

メルシーおばさんは、「今日はドッグランにいきたいな。自動車を運転しようかな」ってつぶやくんです。そうすると、パパか、ママが、「メルちゃんの運転はあぶないから、代わりに運転して、ドッグランにつれていってあげよう」ってことになるんです。こうして、メルシーおばさんは、無事にドッグランに自動車に乗って到着します。



写真1 まずは、危険なものがないか、下見をします。


写真2 全速力です。


写真3 最高速度です。


写真4 ママにぶつかりそうになったので、急ブレーキです。



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