第210話 マダニとおくすり
文字数 1,507文字
最近の犬は、昔より、とっても長生きになっています。
その訳をご存じですか?
理由は2つあるといわれています。
ひとつは、ドッグフードが良くなったということです。良くなったということは、栄養がよくなったということと、美味しくなったということです。
パパがいうには、メルシーおばさんが生まれる前の大昔、パパのお父さんのお家で、ニャンコ先生という名前のネコを飼っていたそうです。先生という名前は、妥協せずに我が道を行くという性格から名付けられました。相手にけしかけられると、犬とけんかしたそうです。ニャンコ先生は、いわゆるネコまんまの類は食べないので、いつもお刺身を頂いていたそうです。さすがに、これでは、餌代がかかりすぎるということで、いろいろな食品をためしてみたが見向きもしません。やっと見つかったお刺身の代わりはキャットフードだったそうです。キャットフードって、きっと、ネコまんまより100倍くらい美味しかったのでしょう。これは、大昔なので、その頃は、外国種の犬や外国種のネコを飼っている人が少ない頃で、スーパーにはペットフードが置いていなかった時代のことです。いまだったら、小学生に「ネコがたべるもの何だかしってる」ってきけば、2つ返事で「キャットフードにきまっているでしょう」っていわれると思いますわ。
第2は、お薬の進歩です。それまで、犬はフィラリアっていう病気でなくなることが多かったそうですが、「イベルメクチン」ってお薬ができてから、フィラリアで死ぬ犬がいなくなりました。あれ、どこかで聞いたことのある名前ですって。「イベルメクチン」っていうお薬は、ノーベル賞受賞者の大村博士が米製薬会社メルクと共同研究で開発したお薬なんです。ですから、ご存じの方も多いとおもいますわ。
あ、そうそう、今回の話題にはマダニもはいっていましたね。
マダニって、ご存じですか。人間にもくっつく悪い虫で、普段は小さいですが、動物にくっついて血を吸って大きくなります。血を吸うだけでなく、病気をうつすこともあります。キャンプや森の中に行くときは夏でも長袖を着て行ってくださいっていうのは、マダニにとりつかれないためです。メルシーおばさんは一年中長袖をきていますから、失礼、一年中毛皮を着ていますから、大抵は大丈夫なんです。しかし、メルシーおばさんにも弱点があります。それは、お顔です。お顔の毛皮は薄いんです。
あるとき、パパがメルシーおばさんのお顔を見ていて、「あれ、あごのところにイボがあるよ。」って気が付いて、獣医の先生にみてもらったら、これはマダニですよっておっしゃって、マダニをとって、血液を調べてくださいました。そこで、お散歩のコースにも、マダニがいることがわかりました。
二回目は、メルシーおばさんが、夜、バケツのおふろに入っているときに、今度は目の上にマダニがついているのをパパが見つけて、ピンセットでとって下さいました。取り残しがあるといけないので、翌日、念のために獣医の先生にみて頂きました。二度もマダニにかかったので、獣医の先生と相談した結果、次からは、フィラリアのお薬と一緒に、マダニのお薬も飲むことになりました。おかげさまで、それからは、まだ、マダニにかかっていません。
お薬は、春から秋にかけて月に一度いただきます。これは、とっても美味しいです。
写真1 美味しいおくすりをなめているメルシーおばさん。このおくすりは、一錠で、フィラリアとマダニが防げる優れものです。
写真2 美味しすぎて、つい、マットの上に落としてしまったおくすりを拾っているメルシーおばさん。
写真3 おくすりを食べ終わったメルシーおばさん。美味しかったわ。
その訳をご存じですか?
理由は2つあるといわれています。
ひとつは、ドッグフードが良くなったということです。良くなったということは、栄養がよくなったということと、美味しくなったということです。
パパがいうには、メルシーおばさんが生まれる前の大昔、パパのお父さんのお家で、ニャンコ先生という名前のネコを飼っていたそうです。先生という名前は、妥協せずに我が道を行くという性格から名付けられました。相手にけしかけられると、犬とけんかしたそうです。ニャンコ先生は、いわゆるネコまんまの類は食べないので、いつもお刺身を頂いていたそうです。さすがに、これでは、餌代がかかりすぎるということで、いろいろな食品をためしてみたが見向きもしません。やっと見つかったお刺身の代わりはキャットフードだったそうです。キャットフードって、きっと、ネコまんまより100倍くらい美味しかったのでしょう。これは、大昔なので、その頃は、外国種の犬や外国種のネコを飼っている人が少ない頃で、スーパーにはペットフードが置いていなかった時代のことです。いまだったら、小学生に「ネコがたべるもの何だかしってる」ってきけば、2つ返事で「キャットフードにきまっているでしょう」っていわれると思いますわ。
第2は、お薬の進歩です。それまで、犬はフィラリアっていう病気でなくなることが多かったそうですが、「イベルメクチン」ってお薬ができてから、フィラリアで死ぬ犬がいなくなりました。あれ、どこかで聞いたことのある名前ですって。「イベルメクチン」っていうお薬は、ノーベル賞受賞者の大村博士が米製薬会社メルクと共同研究で開発したお薬なんです。ですから、ご存じの方も多いとおもいますわ。
あ、そうそう、今回の話題にはマダニもはいっていましたね。
マダニって、ご存じですか。人間にもくっつく悪い虫で、普段は小さいですが、動物にくっついて血を吸って大きくなります。血を吸うだけでなく、病気をうつすこともあります。キャンプや森の中に行くときは夏でも長袖を着て行ってくださいっていうのは、マダニにとりつかれないためです。メルシーおばさんは一年中長袖をきていますから、失礼、一年中毛皮を着ていますから、大抵は大丈夫なんです。しかし、メルシーおばさんにも弱点があります。それは、お顔です。お顔の毛皮は薄いんです。
あるとき、パパがメルシーおばさんのお顔を見ていて、「あれ、あごのところにイボがあるよ。」って気が付いて、獣医の先生にみてもらったら、これはマダニですよっておっしゃって、マダニをとって、血液を調べてくださいました。そこで、お散歩のコースにも、マダニがいることがわかりました。
二回目は、メルシーおばさんが、夜、バケツのおふろに入っているときに、今度は目の上にマダニがついているのをパパが見つけて、ピンセットでとって下さいました。取り残しがあるといけないので、翌日、念のために獣医の先生にみて頂きました。二度もマダニにかかったので、獣医の先生と相談した結果、次からは、フィラリアのお薬と一緒に、マダニのお薬も飲むことになりました。おかげさまで、それからは、まだ、マダニにかかっていません。
お薬は、春から秋にかけて月に一度いただきます。これは、とっても美味しいです。
写真1 美味しいおくすりをなめているメルシーおばさん。このおくすりは、一錠で、フィラリアとマダニが防げる優れものです。
写真2 美味しすぎて、つい、マットの上に落としてしまったおくすりを拾っているメルシーおばさん。
写真3 おくすりを食べ終わったメルシーおばさん。美味しかったわ。