第201話 お散歩公園の八重桜

文字数 539文字

お散歩公園は、サクラの名所です。最近では、サクラと言えば、ソメイヨシノを指します。
ソメイヨシノは、江戸時代末期から明治初期に、染井村(現在の東京都豊島区駒込・巣鴨付近)の造園師や植木職人達が育成して、全国に広めました。

小野小町さんは、「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」と花(桜)を歌に詠んでいますが、平安時代には、ソメイヨシノは無かったんです。

小野小町さんの花(桜)は、どんな品種かわかりますか。

答えは、ヤマザクラです。

ソメイヨシノは、花が咲いた後に葉が出て来ます。ヤマザクラは、葉と同時に、花が咲きます。ヤマザクラの花は、ソメイヨシノが散ったあとに開きます。

ヤマザクラを品種改良して、八重咲きにしたサクラは、八重桜と呼ばれます。

お散歩公園には、八重桜も約60本植えられていて、ソメイヨシノの約500本より少ないですが、カンヒザクラの22本よりは多く、それなりに楽しめます。なお、カンヒザクラは、2019年に苗木を植えたばかりです。

メルシーおばさんも、小野小町さんになったつもりで、八重桜を見てきました。


写真1 駐車場のまわりの八重桜とメルシーおばさん。


写真2 遊具広場の八重桜とメルシーおばさん。


写真3 池の周りの八重桜とメルシーおばさん。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み