第364話 メルシーおばさん、般若院の桜を見る

文字数 1,120文字

龍ヶ崎市の般若院の枝垂れ(しだれ)桜が咲いたというので見に行ってきました。

茨城県内には、指定文化財になっている桜が次の8カ所あります。数字は、文化財のリスト番号です。

国指定文化財
5)大戸の桜(樹齢約500年の山桜の巨木、東茨城郡茨城町大戸)
8)桜川の桜(総数577本に及ぶ白山桜、桜川市磯部)

県指定文化財
12)龍ケ崎の枝垂れ桜(推定350~400のエドヒガン、龍ヶ崎市般若院)
13)真鍋の桜(樹齢約100年のソメイヨシノ、土浦市真鍋小学校)
47)泉福寺の枝垂れ桜(樹齢約300年、常陸太田市泉福寺)
51)七反の枝垂れ桜(樹齢約350年、常陸太田市里川町)
54)松岩寺の山桜(巨木、標高約360m、高萩市松岩寺)
58)外大野の枝垂れ桜(樹齢約300年、大子町大字外大野)

般若院の桜は、「龍ケ崎の枝垂れ桜」という名前で、県指定文化財になっています。
茨城県教育委員会は次のように書いています。

「このシダレザクラ(枝垂れ桜)は、エドヒガン(江戸彼岸)の園芸品種で、しだれ性を持っています。樹齢は推定350~400年、樹高約10m、目通り幹囲約5m、枝張り東西約15m、南北約22mです。枝垂れ桜の巨樹、老樹として指定を受けたもので、開花時には美観を呈しています」

茨城県内の枝垂れ桜としては、最も古い巨木のようです。
桜全体では、大戸の山桜(樹齢約500年)の方が先輩です。

桜の巨木では、日本三大桜の福島県の三春滝桜(推定樹齢1000年)・山梨県の山高神代桜(推定樹齢1,800~2,000年)・岐阜県の根尾谷薄墨桜(推定樹齢1500年)が知られています。
これに、埼玉県の石戸蒲桜(推定樹齢800年)・静岡県狩宿の下馬桜​(推定樹齢800年)を加えて、日本五大桜といいます。下馬桜は山桜ですが、他の4本は、枝垂れ桜(エドヒガンサクラ)です。

桜の木は長生きなんですね。

国指定文化財の桜川の桜は、雨引観音から、山を降りた位置にあります。
雨引観音は、「第231-232話 メルシーおばさん、雨引観音に行く(前編、後編)」で紹介しています。雨引観音の桜も綺麗なようです。


写真1 枝垂れ桜です。


写真2 本堂を背景にした枝垂れ桜です。


写真3 枝垂れ桜の説明です。ここには、樹齢500年と書いてあります。


写真4 枝垂れ桜の前に到着したメルシーおばさん。


写真5 お散歩を始めたメルシーおばさん。まず、首振り体操をします。


写真6 歩き出したメルシーおばさん。


写真7 枝垂れ桜の前で、ポーズをとるメルシーおばさん。


写真8 垂れ下がった枝を調べているメルシーおばさん。


写真9 駐車場の乙女椿の前のメルシーばさん。


写真10 おまけ。2年前に行った福島県の三春滝桜の写真です。

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