第362話 メルシーおばさん、板橋不動尊で白犬に会う

文字数 1,226文字

メルシー家のあるつくば市の隣町のつくばみらい市にある板橋不動尊(板橋のお不動さん)は、808年に、弘法大師・空海が開山し、成田不動尊と並び称される「関東三大不動尊」のひとつで、北関東三十六不動の結願所です。正式名称は、真言宗豊山派「清安山願成寺不動院(せいあんざん ふどういん がんじょうじ」です。

板橋不動尊の楼門と三重塔と大本堂は指定文化財になっています。

楼門は、1700年の建立で、2008年に3年かけて、半解体修理が行われました。

三重塔は、1775年の建立で、これも1993年から2年かけ、保存修理されています。

大本堂は、1737年の建立です。ご本尊の国指定重要文化財「本尊不動明王と両童子」は、この大本堂にいますが、1月28日、2月節分、11月28日の年三回しか目にすることができません。

板橋不動尊には、白犬(お犬様)の伝説があります。

江戸の昔、山王新田(現つくばみらい市)では、親子共に死ぬ難産が多く、女性は子供を身籠ると不安でした。ある夜、村名主の夢枕に雌雄の白い犬が現れ、「私は板橋不動のお使いです。参拝に集まった女性(女人講中)がそろって不動尊に参詣して、護摩祈願をすれば、難産の苦しみから救われるでしょう」とお告げをしました。翌朝、参拝に集まった女性はそろって不動尊に参詣して、護摩祈願をし、不動尊の使者である白犬一対を奉納しました。その後、当村内で難産で苦しむ者はなくなりました。それ以来、板橋不動さまをお犬不動尊とも呼ぶようにりました。

神社やお寺にでは、よく狛犬(こまいぬ)を見かけます。狛犬は、犬ではなく、ライオン起源の想像上の動物で、スフィンクスの兄弟です。

板橋不動尊には、狛犬はいませんが、安産の象徴の白犬(十二支の犬)がいるというので、メルシーおばさんは白犬に会いに行ってきました。


写真1 境内に入ると正面に楼門が、右手に三重塔が見えます。楼門には、一対の仁王像があります。


写真2 楼門の前の寒桜が綺麗でした。寒緋桜でしょうか。


写真3 写真2とは別の寒桜です。


写真4 桜の隣にはお地蔵様(六地蔵 )がいました。


写真5 楼門をくぐると仁王像と反対側に一対の伝説の白犬(お犬様)がいます。これは、向かって左の像です。


写真6 これは向かって右の像で、口をあけています。


写真7 参道を進むと大本堂が見えます。


写真8 更に、進むと、左に、弘法大師像、中央に大香炉、階段の左右に一対の白犬が見えます。


写真9 左側の親子の白犬です。柴犬という人もいます。


写真10 右の白犬です。半球の石はおっぱいだそうです。


写真11 大香炉の前のメルシーおばさん。


写真12 大本堂を見終わって、お散歩を始めたメルシーおばさん。


写真13 三重塔の前にきました。


写真14 アップです。


写真15 大本堂の脇をお散歩しているメルシーおばさん。


写真16 子安観音の前をお散歩しているメルシーおばさん。


写真17 最後の一枚は、三佛堂前にある交通安全不動尊です。

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