第37話 メルシーおばさんの足のケガ

文字数 639文字

メルシーおばさんの足の先が茶色くなってしまいました。しかも、毎日、メルシーおばさんが、足の先をなめているので、パパはてっきり、メルシーおばさんが、足にけがをして、血が出てなめているんだと思ったようです。ママが、パパに、「お散歩にいったときに、メルシーおばさんが、足を引きずっていなかった?」って聞きました。パパは、「足は引きずっていなかったけど、いつもより、元気がなかったみたい」といいました。

そこで、メルシーおばさんは、ケガをしていないか、獣医の先生に診ていただくことになりました。

その結果、獣医の先生から、驚きの発言ががありました。

「これは、犬の指しゃぶりです。最近ストレスがたまっていませんか。犬とよく遊んでいますか。お薬を出すほどではないんですが、いったん、指しゃぶりをすると、足に匂いがつくので、また、なめたくなるんです。足をよく洗って、匂いを薄くすると、なめなくなると思います。足が茶色に変色しているのは、血の色ではなくて、なめた色です」

というわけで、それからは、お風呂に入るときに、足先を念入りに、石鹸で洗ってもらっています。いつもより、ちょっと、長風呂になったわけです。

獣医の先生にみていただいたのが、12月だったので、翌年のかわいい犬のカレンダーをいただいて、ママは、ルンルン気分で、お家に帰りました。


写真1 茶色になった右足をなめているメルシーおばさん。


写真2 両足揃えて、足をなめているメルシーおばさん。


写真3 椅子の下でも足をなめているメルシーおばさん。
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