第246話  野尻湖の琵琶島のメルシーおばさん

文字数 1,038文字

野尻湖には、宇賀神社のある琵琶島(通称:弁天島)があり、遊覧船は、そこに15分停泊します。その間に、宇賀神社に参拝してきました。

琵琶島は全部が、宇賀神社です。宇賀神社に参拝できるのは、4月末の湖水開きから、11月のお祭りの間だけで、冬季は閉鎖されます。

宇賀神社は、天平2(730)年創建とされる古い神社です。拝殿は、琵琶島の一番高いところにあり、階段と坂道の参道を登っていきます。途中、第1、第2、第3の鳥居があります。各鳥居には、「宇賀神社」と書かれた額がついていますが、第1の鳥居の額は、勝海舟が、第3の鳥居の額は、西郷隆盛の実弟の西郷従徳(じゅうとく つぐのり)が揮毫しています。額は風雪で痛んできたので、現在は、レプリカが使用され、原本は保存されています。

宇賀神社のご神体は、宇賀弁才天です。宇賀弁才天は、稲荷神の倉稲魂命(うがのみたまのみこと)と弁才天(市杵島姫命 いちきしまひめのみこと)が習合したものです。
ご神体の他に、弁才天に従属する功徳が童子の姿に変身した十五童子像が伝わっています。
琵琶島が、弁天島とも呼ばれるのは、宇賀弁才天がお祀りされているためです。

宇賀弁財天・十五童子像、勝海舟と西郷従徳の揮毫の額は、六年毎に催行される式年大祭を除いて非公開です。今年は、節目の年にあたり、2022年8月21日から29日に、式年大祭が開かれる予定です。

宇賀弁財天・十五童子像は、16から17世紀に製作されたといわれています。式年大祭以外では、非公開ですが、宇賀神社のHPで、写真を公開しています。十五童子像は他にはあまり例がなく、また、とても可愛らしいです。

メルシーおばさんは、ここで、遊覧船からいったん降りて、宇賀神社の拝殿まで、階段と坂道を登ってみました。

宇賀神社
https://ugajinja.jp/index.html#sec5


写真1 遊覧船から、颯爽と降りたメルシーおばさん。


写真2 宇賀神社の大鳥居(第一鳥居)です。「宇賀神社」の額は勝海舟揮毫のレプリカです。参道の階段が見えます。ちょっと登りにくそうです。歩いている人は、同じ遊覧船にのっていた人です。


写真3 参道の坂道を登るメルシーおばさん。


写真4 宇賀神社の第三鳥居まで登ってきたメルシーおばさん。「宇賀神社」の額は西郷従徳揮毫のレプリカです。今回は、チワワが登りにくい階段が多かったので、ママに抱っこしてもらって登った部分もかなりあります。


写真5 拝殿の前のメルシーおばさん。ここがゴールです。






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