第173話  メルシーおばさんとお雛様とのツーショット

文字数 661文字

お内裏様とお雛様とメルシーおばさんの2人と1頭が並んではいった写真では、顔が小さくなってしまうことがわかりました。

お雛様も、メルシーおばさんも、せっかく素敵なお顔をしている訳ですから、3人ではなく、ツーショットを撮ってみることになりました。

最初は、メルシーおばさんとお雛様とのツーショットです。メルシーおばさんは、お雛様の扇子が気にいって、扇子の紐で遊びました。

次は、お内裏様です、メルシーおばさんは、笏(しゃく)が気に入って、扇子と同じようにして遊ぼうと思いましたが、パパが、浮かぬ顔をしています。扇子の紐と同じように、笏に噛みついて、笏をバラバラに分解することを心配したようです。

メルシーおばさんは、お利巧ですから、直ぐに、パパの心配を理解して、笏で遊ぶのはやめました。

「笏」の本来の読みは「コツ」ですが、「骨」に通じて縁起が悪いので、「シャク」と読むようです。

メルシーおばさんが、笏(コツ)を噛みたくなるのも当然ですね。

笏は、朝廷の公事を行うときに、式次第を忘れないように、紙に書いて裏に貼ってつかっていたようです。今でいうと、プロンプターのようなものだったらしいです。


写真1 まずは、お雛様の匂いを嗅ぐメルシーおばさん。


写真2 扇子の紐で遊んでいるメルシーおばさん。


写真3 もうちょっと、扇子の紐で遊んでいるメルシーおばさん。


写真4 扇子の紐がとっても気に入ったメルシーおばさん。


写真5 お内裏様の匂いを嗅いでいるメルシーおばさん。


写真6 笏で遊ぶのは諦めて、おとなしく、ツーショットにおさまったメルシーおばさん。


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