第211話 お散歩公園の新緑の銀杏

文字数 555文字

5月に入り、新緑が綺麗になりました。

お散歩公園の銀杏並木は、みどりの別世界になりました。

お天気の良い日にお散歩にいったとき、メルシーおばさんは、銀杏並木の間の日陰で、お休みします。風はすずしく、みどりの香りがします。お天道様の光は、銀杏の葉の間を通り抜けて、優しく注いでいます。ウグイスさんたちの声も聞こえます。

銀杏並木の間で休んでいると、あまりに、気持ちがよいので、メルシーおばさんは、夢うつつになります。

与謝蕪村(よさぶそん)さんは、「春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな」と俳句をつくりました。

銀杏の葉が風に吹かれて、のたり のたりと動いています。

メルシーおばさんの場合は、「春の銀杏並木 終日(ひねもす)のたり のたりかな」でしょうか。


メルシーおばさんは、優秀な番犬ですから、こうして、夢うつつでいても、犬や人が近づくと、残念ながら番犬モードになって、夢からさめてしまいます。





写真1 新緑の銀杏並木の間でお休みしているメルシーおばさん。


写真2 気持ちがよくなって、どこか遠くの方を見ているメルシーおばさん。


写真3 上の空を見ているメルシーおばさん。


写真4 向こうから犬が近づいてくるのが気になったメルシーおばさん。



写真5 番犬モードに戻って、ちょっとだけ緊張して、お休みしているメルシーおばさん。
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