九十話 プラグ
文字数 2,347文字
こんこん。
『どうぞ』
俺はドアを開けて中に入った。仕事をしていた都が俺の様子に気付くと、三日月のように、にんまりと笑った。
「人払いは?」
「抜かりないよ・・・」
「で? 昼間っからおっ勃てて、なんの用?」
するり、と股間を撫でられ、耳朶を齧られる。
「あ・・・、あ・・・、に、二度と立ち上がれなく、なるくらい、虐めてほしくて・・・」
「おいで」
「はいっ・・・」
寝室に移動し、俺は全裸に、都は下着姿になる。色気の無いベージュの下着なのに、それがリアルな生活感を醸し出していて、見ているだけでゾクゾクする。
「革の枷とガムテープ、どっちで縛られたい?」
「・・・ガムテープ」
「じゃ、右手首と右足首、左手首と左足首をくっつけて」
「はい・・・」
黒いガムテープで手足を拘束され、みっともなく股間を晒す。これだけでガチガチに勃起していてイきそうだった。
「これ、なぁんだ?」
都が見せたのは、細い水晶のような形の、銀色の、
「プ、プラグ?」
「これね、あの直治が泣いて嫌がるのよ」
「えっ!?」
「尿道を一番開発されてるのは直治なのにね。イきたいのにイけなくなって、涎と鼻水を垂らしながら一生懸命お願いするようになるの。『お願いします、イかせてください』ってね」
「そ、そんな・・・」
そんなモノ、挿れられたら。
「ぎいっ!? いいいいいいいいいい!!」
「美代はかなり早漏だから、長く楽しみたいならこれくらい必要でしょ?」
ふう、と都が俺の男根に息を吹きかける。それだけでイってしまったはずなのに、
「あうぁ!? っが!!」
「あれ、イっちゃった? 十回我慢したら一回射精させてあげるから、頑張ろうね」
都はローションを手に取り、右手に塗り広げる。そして俺の男根をしごきはじめた。
「あう!? ああああああっ!! い、ぎだい!! みやごぉ!! いぎだいよぉっ!!」
「イったら自己申告してね。じゃないといつまでも終わらないよー?」
にゅちにゅちといやらしい音が部屋に響く。直治、こんなの経験してたのか。普段は冷静沈着で、筋骨隆々の男が、都の前では恥ずかしいおねだりをしているだなんて、笑える。
「ああっ!? イッ!? いぎま、いぎまじだあ!! いっでまず!! いぅ!! いい、いがぜでっ!! いがぜでぐだざいいいいっ!!」
「はい、二回目」
都はブラジャーを脱ぐと、白くて大きな胸で俺の男根を包み、上下左右に動かし始めた。
「おおおおおっ!! だめだめだめっ!! いぎだいのにいげない!! いぎだいのにいげないのぉぉぉ!! あああっ!! いっでる!! いっでるぅ!!」
「はい、三回目」
都自身が痛いんじゃないかというほど胸で締め付けられる。
「ふぎぃぃぃぃ!? あっあっ、あーっ!! いっでまず!! いっでまずがらいがぜでぐだざい!!」
「はい、四回目。って凄いペースだけど、本当にイってる?」
「いっでる!! いっでるからぁ!!」
「うーん、ま、美代は私に嘘を吐かないし・・・」
精液が堰き止められて尿道の中を逆流して、どんどん濃度が濃くなって粘り気を増していくような感覚。
「じ、じぬぅ!! じんじゃうっ!! うううううっ!! いぐっ!! あぁあぁあ!! い、いっで!! いっでまずいっでまず!! ほんどうでずうううう!!」
「はい、五回目。休憩しようか」
もはや痛みに近い快楽から解放される。直治、馬鹿にしてごめん。
「あが・・・。あ・・・」
都はベッドサイドに置いてある水差しの水でハンカチを湿らせると、俺の顔を拭いた。ねばねばした感覚がする。涎か鼻水か、多分両方だ。綺麗に拭ったところで、俺の首筋、タートルネックでも着ない限り見える位置に何個もキスマークを作った。
「これで淳蔵と直治を嫉妬させてらっしゃい。二人共、美代と同じプラグで虐めてあげるからさ。あっ、プラグで虐めるってことは内緒よ? わかった?」
「・・・わがり、まじだぁ」
「良い子ね、美代。じゃ、次はこれ」
都は俺のお気に入りのペニスバンドを取り出し、笑う。
「や、やだ、それやだぁ・・・!」
「私に虐められたくて『下準備』してきてるんでしょ?」
ローションをペニスバンドに丁寧に塗り広げ、装着し、ぐぐっ、と挿入される。
「ぐああっ!! あああああーっ!!」
天地がひっくり返ったような衝撃が身体に走る。一番良いところをゴリゴリ擦り潰される。
「ひぎぃ、まじだあぁ・・・!」
「六回目。美代、白目剥いて舌を突き出すほど気持ち良かったの?」
「ひぎだいれず・・・、ひ、ひぎだい・・・!」
「じゃ、スイッチ入れるね」
俺のお気に入りのペニスバンドは、スイッチを入れると振動する。前立腺に密着したペニスバンドが、カチ、という音と合図に振動を始めた。俺はそこで意識が無くなった。
「美代? みーよー」
「・・・あ、は、はい?」
「十回我慢したでしょ。ご褒美の射精だよ。ほら、頑張って」
都はプラグをぐいぐいと抜いた。一気に俺の意識が覚醒する。
「ふぎっ!? いいぃぃ!?」
にゅぽっ、と間抜けな音を立てて、プラグが抜けた。
「あぁあああぁあああああぁあああああっ!?」
通常では有り得ない量の精液が飛び散る。精液が出切ると、今度は潮と小便が混ざった液をどばどばと出してしまった。
「あくぅ・・・。お、おぉ・・・、あ・・・」
「直治ってストレス溜め込むタイプだから、溜まってるなあと思ったらコレやってあげるの。淳蔵はまだ未経験。淳蔵はローション塗ってあげないとプラグを痛がるかな。ローション塗ると途中で抜けちゃいそうだねぇ」
都の説明をぼーっと聞きながら、俺の視界は徐々に暗くなっていく。
「みや・・・ご・・・」
「なあに?」
「ぎもぢ・・・よがっだれず・・・。ありがとう・・・ございばじだ・・・」
都が俺の開けっ放しの口に舌を入れて絡めるのがわかった。俺は再び意識を手放した。
『どうぞ』
俺はドアを開けて中に入った。仕事をしていた都が俺の様子に気付くと、三日月のように、にんまりと笑った。
「人払いは?」
「抜かりないよ・・・」
「で? 昼間っからおっ勃てて、なんの用?」
するり、と股間を撫でられ、耳朶を齧られる。
「あ・・・、あ・・・、に、二度と立ち上がれなく、なるくらい、虐めてほしくて・・・」
「おいで」
「はいっ・・・」
寝室に移動し、俺は全裸に、都は下着姿になる。色気の無いベージュの下着なのに、それがリアルな生活感を醸し出していて、見ているだけでゾクゾクする。
「革の枷とガムテープ、どっちで縛られたい?」
「・・・ガムテープ」
「じゃ、右手首と右足首、左手首と左足首をくっつけて」
「はい・・・」
黒いガムテープで手足を拘束され、みっともなく股間を晒す。これだけでガチガチに勃起していてイきそうだった。
「これ、なぁんだ?」
都が見せたのは、細い水晶のような形の、銀色の、
「プ、プラグ?」
「これね、あの直治が泣いて嫌がるのよ」
「えっ!?」
「尿道を一番開発されてるのは直治なのにね。イきたいのにイけなくなって、涎と鼻水を垂らしながら一生懸命お願いするようになるの。『お願いします、イかせてください』ってね」
「そ、そんな・・・」
そんなモノ、挿れられたら。
「ぎいっ!? いいいいいいいいいい!!」
「美代はかなり早漏だから、長く楽しみたいならこれくらい必要でしょ?」
ふう、と都が俺の男根に息を吹きかける。それだけでイってしまったはずなのに、
「あうぁ!? っが!!」
「あれ、イっちゃった? 十回我慢したら一回射精させてあげるから、頑張ろうね」
都はローションを手に取り、右手に塗り広げる。そして俺の男根をしごきはじめた。
「あう!? ああああああっ!! い、ぎだい!! みやごぉ!! いぎだいよぉっ!!」
「イったら自己申告してね。じゃないといつまでも終わらないよー?」
にゅちにゅちといやらしい音が部屋に響く。直治、こんなの経験してたのか。普段は冷静沈着で、筋骨隆々の男が、都の前では恥ずかしいおねだりをしているだなんて、笑える。
「ああっ!? イッ!? いぎま、いぎまじだあ!! いっでまず!! いぅ!! いい、いがぜでっ!! いがぜでぐだざいいいいっ!!」
「はい、二回目」
都はブラジャーを脱ぐと、白くて大きな胸で俺の男根を包み、上下左右に動かし始めた。
「おおおおおっ!! だめだめだめっ!! いぎだいのにいげない!! いぎだいのにいげないのぉぉぉ!! あああっ!! いっでる!! いっでるぅ!!」
「はい、三回目」
都自身が痛いんじゃないかというほど胸で締め付けられる。
「ふぎぃぃぃぃ!? あっあっ、あーっ!! いっでまず!! いっでまずがらいがぜでぐだざい!!」
「はい、四回目。って凄いペースだけど、本当にイってる?」
「いっでる!! いっでるからぁ!!」
「うーん、ま、美代は私に嘘を吐かないし・・・」
精液が堰き止められて尿道の中を逆流して、どんどん濃度が濃くなって粘り気を増していくような感覚。
「じ、じぬぅ!! じんじゃうっ!! うううううっ!! いぐっ!! あぁあぁあ!! い、いっで!! いっでまずいっでまず!! ほんどうでずうううう!!」
「はい、五回目。休憩しようか」
もはや痛みに近い快楽から解放される。直治、馬鹿にしてごめん。
「あが・・・。あ・・・」
都はベッドサイドに置いてある水差しの水でハンカチを湿らせると、俺の顔を拭いた。ねばねばした感覚がする。涎か鼻水か、多分両方だ。綺麗に拭ったところで、俺の首筋、タートルネックでも着ない限り見える位置に何個もキスマークを作った。
「これで淳蔵と直治を嫉妬させてらっしゃい。二人共、美代と同じプラグで虐めてあげるからさ。あっ、プラグで虐めるってことは内緒よ? わかった?」
「・・・わがり、まじだぁ」
「良い子ね、美代。じゃ、次はこれ」
都は俺のお気に入りのペニスバンドを取り出し、笑う。
「や、やだ、それやだぁ・・・!」
「私に虐められたくて『下準備』してきてるんでしょ?」
ローションをペニスバンドに丁寧に塗り広げ、装着し、ぐぐっ、と挿入される。
「ぐああっ!! あああああーっ!!」
天地がひっくり返ったような衝撃が身体に走る。一番良いところをゴリゴリ擦り潰される。
「ひぎぃ、まじだあぁ・・・!」
「六回目。美代、白目剥いて舌を突き出すほど気持ち良かったの?」
「ひぎだいれず・・・、ひ、ひぎだい・・・!」
「じゃ、スイッチ入れるね」
俺のお気に入りのペニスバンドは、スイッチを入れると振動する。前立腺に密着したペニスバンドが、カチ、という音と合図に振動を始めた。俺はそこで意識が無くなった。
「美代? みーよー」
「・・・あ、は、はい?」
「十回我慢したでしょ。ご褒美の射精だよ。ほら、頑張って」
都はプラグをぐいぐいと抜いた。一気に俺の意識が覚醒する。
「ふぎっ!? いいぃぃ!?」
にゅぽっ、と間抜けな音を立てて、プラグが抜けた。
「あぁあああぁあああああぁあああああっ!?」
通常では有り得ない量の精液が飛び散る。精液が出切ると、今度は潮と小便が混ざった液をどばどばと出してしまった。
「あくぅ・・・。お、おぉ・・・、あ・・・」
「直治ってストレス溜め込むタイプだから、溜まってるなあと思ったらコレやってあげるの。淳蔵はまだ未経験。淳蔵はローション塗ってあげないとプラグを痛がるかな。ローション塗ると途中で抜けちゃいそうだねぇ」
都の説明をぼーっと聞きながら、俺の視界は徐々に暗くなっていく。
「みや・・・ご・・・」
「なあに?」
「ぎもぢ・・・よがっだれず・・・。ありがとう・・・ございばじだ・・・」
都が俺の開けっ放しの口に舌を入れて絡めるのがわかった。俺は再び意識を手放した。