九十五話 看護師
文字数 2,296文字
こんこん。
『どうぞ』
俺は部屋に入り、鍵をかけた。寝室で出迎えた都は、ミニスカートのナース服を着て、むちむちの太腿には黒いニーソックスが食い込み、口紅は今すぐキスしたくなるような真っ赤な色をしていた。
「おお・・・」
「お気に召しました?」
「凄く・・・」
「シャツにキスしてあげようか。口紅は汚れが落ちにくいよ」
「ハハ、良いな」
都は俺の首元にキスを落とす。シャツ越しに吸われてぴりっと甘い痛みが走った。俺は都を抱き寄せてキスをする。背面をゆっくり撫でると、尻がとてつもなく撫で心地が良いことに気付いた。身体のラインが綺麗に出るような、ぴったりとした服を着ているせいだろう。
「・・・都って、胸もいいけど、尻もなかなか」
「変態」
「言われたくねー」
尻を持ち上げて都の身体を俺の身体に押し付ける。
「枕にしたいくらい気持ち良いな・・・」
「する?」
「うーん・・・」
「あは、別に一晩枕にしてくれたって構わないけど・・・」
「・・・顔に乗って、しゃぶってほしいかな」
都は少し驚いたあと、口元を手でおさえて上品に笑った。
「こんな美人の顔に乗るの? 罰が当たりそうね」
「当たんねーよ・・・」
都に『美人』と言われるのは、何年経っても恥ずかしい。俺は服を脱ぎ、ベッドの上に仰向けになった。
「失礼しますよ、っと」
都が俺の顔を跨ぐ。かなり興奮する光景だ。
「あー、ちょっと、乗りながらしゃぶるのには体格差がありすぎるかな・・・」
「いや、いい。このまましゃぶってくれ」
「・・・お尻見ながらしゃぶられたいの?」
「そうなります」
「では・・・」
ちゅ、と鈴口にキスをする。そのまま、ちゅ、ちゅ、とあちこちにキスをする。都の唇が触れるたびに、気持ち良くて目が眩む。べろ、と舐め上げたあとに咥えられて、都の頭が上下する。いつもとは違う角度で舐められるのが、凄く、良い。
「はあ、あ・・・。都、凄く、気持ち良い・・・」
都の尻が俺の目の前で揺れている。白いコスチュームに包まれた尻。短すぎるスカートから伸びた噛み応えのありそうな太腿と、それを包む黒いニーソックス。太腿を撫で上げると、都がぴくっと反応した。俺は上体を起こして肘で支え、都の尻に顔をうずめた。
「んんんっ!」
都から抗議の声が上がる。俺の『顔の上に乗ってほしい』という欲求はこれで満たされた。ばふっ、と頭から枕に倒れ込む。都の尻、マジで枕に欲しい。
「あー・・・。都、イ、イきそう・・・」
都が一層激しく俺の男根を吸い始めた。気持ち良い。
「くぅ、んんっ・・・」
俺はシーツを掴み、頭を仰け反らせた。射精が終わっても、尿道の中の精液を一滴残らず吸い出そうとするかのように、都がちゅうちゅうと吸い上げる。気持ち良過ぎて身体がぶるぶる震えた。
「み、都、飲んで・・・」
恐る恐るお願いすると、都は俺の上から降りて身体を逆さまにして、俺に口の中を見せた。愛らしい俺の都の口の中に、俺の汚い精液がどっぷりと溜まっている。俺がそれに釘付けになっていると、都は口を閉じて、暫く飲み込むのに苦労していた。飲み込み終えると、再び俺に口の中を見せた。
「ハ、ハハ、エッロいな・・・」
「まだ遊ぶでしょ?」
「勿論」
「次は?」
「手でしごきながら、先っちょ舌で舐めてほしい」
「やっぱり変態じゃん」
「い、言われたくねー」
普段は上品に食事をする都が、犬が水を飲むように俺の亀頭に舌を這わせる。都の唾液で濡れた竿を綺麗な手でしごかれて、頭が真っ白になってきた。
「淳蔵さん、ちょっとここに毒素が溜まってるんじゃないですか?」
都がにやりと笑って言う。
「あ、あ、毒素が溜まると、まず、まずいですかね」
「そうですねえ、腫れてますし・・・」
「んんっ、す、吸い出してくれ、くれると、あっ、う、嬉しいかな。応急処置って、ことで・・・」
「わかりました」
ちゅうちゅう吸われて、腰が浮く。
「か、看護師さん、可愛いですね。か、彼氏居るんですか?」
「居ませんよぉ」
「り、立候補しちゃおうかな、なんて・・・」
「えー、お兄さん格好良いから、アリかなあ」
真っ赤な唇、白い歯、肉厚な舌。舌の粒一つ一つを感じるような舐め方をされて、気持ち良過ぎて、もう。
「くぅ、ああっ!」
都の顔を汚してしまった。
「あっ、ご、ごめんなさい」
「いいよ。それよりもっと遊ばない? まだイけるでしょ?」
「ちょ、ちょっと休憩」
「はいよ」
都はベッドサイドに置いてある水差しからコップに水を汲み、俺に渡してくれた。
「ありがと・・・」
「淳蔵、飲みながらでいいから聞いて」
「ん?」
顔についた精液を手で拭い、都が鼻で溜息を吐く。
「怒ってるの」
「えっ」
「美月さんにね」
「あ、ああ・・・」
「次に来た時は殺し合いになるから、貴方達は手を出しちゃ駄目よ」
「な、」
「私の言うことが聞けないの?」
そう言われたら、従うしかない。でも、もしも、都が殺されるようなことがあれば、その時は都の命令を無視してでも。
「ジャスミンがなんであの馬鹿女を敷地内に入れるか、わかる?」
「いや・・・」
「あの馬鹿女が最初で最後だから、だって」
俺は水を半分飲んだコップを都に手渡した。都はそれを一気に飲む。
「美代と直治にはもう伝えたから。多分、近日中に来ると思うの。向こうもその気でね」
「・・・俺達にできることは、」
「邪魔しないこと」
「・・・わかりました」
「ところで淳蔵、『下準備』はしてきた?」
「え、そりゃあ勿論」
都はコップを置くと、にたあと笑った。
「触診のお時間ですよぉ」
「ちょ、それは医者がやることだろ!」
「細かいことはいいからいいから」
「ああ、もう・・・」
俺は笑った。無理だ。『邪魔するな』だなんて。俺の命に代えてでも守る。守ってみせる。
『どうぞ』
俺は部屋に入り、鍵をかけた。寝室で出迎えた都は、ミニスカートのナース服を着て、むちむちの太腿には黒いニーソックスが食い込み、口紅は今すぐキスしたくなるような真っ赤な色をしていた。
「おお・・・」
「お気に召しました?」
「凄く・・・」
「シャツにキスしてあげようか。口紅は汚れが落ちにくいよ」
「ハハ、良いな」
都は俺の首元にキスを落とす。シャツ越しに吸われてぴりっと甘い痛みが走った。俺は都を抱き寄せてキスをする。背面をゆっくり撫でると、尻がとてつもなく撫で心地が良いことに気付いた。身体のラインが綺麗に出るような、ぴったりとした服を着ているせいだろう。
「・・・都って、胸もいいけど、尻もなかなか」
「変態」
「言われたくねー」
尻を持ち上げて都の身体を俺の身体に押し付ける。
「枕にしたいくらい気持ち良いな・・・」
「する?」
「うーん・・・」
「あは、別に一晩枕にしてくれたって構わないけど・・・」
「・・・顔に乗って、しゃぶってほしいかな」
都は少し驚いたあと、口元を手でおさえて上品に笑った。
「こんな美人の顔に乗るの? 罰が当たりそうね」
「当たんねーよ・・・」
都に『美人』と言われるのは、何年経っても恥ずかしい。俺は服を脱ぎ、ベッドの上に仰向けになった。
「失礼しますよ、っと」
都が俺の顔を跨ぐ。かなり興奮する光景だ。
「あー、ちょっと、乗りながらしゃぶるのには体格差がありすぎるかな・・・」
「いや、いい。このまましゃぶってくれ」
「・・・お尻見ながらしゃぶられたいの?」
「そうなります」
「では・・・」
ちゅ、と鈴口にキスをする。そのまま、ちゅ、ちゅ、とあちこちにキスをする。都の唇が触れるたびに、気持ち良くて目が眩む。べろ、と舐め上げたあとに咥えられて、都の頭が上下する。いつもとは違う角度で舐められるのが、凄く、良い。
「はあ、あ・・・。都、凄く、気持ち良い・・・」
都の尻が俺の目の前で揺れている。白いコスチュームに包まれた尻。短すぎるスカートから伸びた噛み応えのありそうな太腿と、それを包む黒いニーソックス。太腿を撫で上げると、都がぴくっと反応した。俺は上体を起こして肘で支え、都の尻に顔をうずめた。
「んんんっ!」
都から抗議の声が上がる。俺の『顔の上に乗ってほしい』という欲求はこれで満たされた。ばふっ、と頭から枕に倒れ込む。都の尻、マジで枕に欲しい。
「あー・・・。都、イ、イきそう・・・」
都が一層激しく俺の男根を吸い始めた。気持ち良い。
「くぅ、んんっ・・・」
俺はシーツを掴み、頭を仰け反らせた。射精が終わっても、尿道の中の精液を一滴残らず吸い出そうとするかのように、都がちゅうちゅうと吸い上げる。気持ち良過ぎて身体がぶるぶる震えた。
「み、都、飲んで・・・」
恐る恐るお願いすると、都は俺の上から降りて身体を逆さまにして、俺に口の中を見せた。愛らしい俺の都の口の中に、俺の汚い精液がどっぷりと溜まっている。俺がそれに釘付けになっていると、都は口を閉じて、暫く飲み込むのに苦労していた。飲み込み終えると、再び俺に口の中を見せた。
「ハ、ハハ、エッロいな・・・」
「まだ遊ぶでしょ?」
「勿論」
「次は?」
「手でしごきながら、先っちょ舌で舐めてほしい」
「やっぱり変態じゃん」
「い、言われたくねー」
普段は上品に食事をする都が、犬が水を飲むように俺の亀頭に舌を這わせる。都の唾液で濡れた竿を綺麗な手でしごかれて、頭が真っ白になってきた。
「淳蔵さん、ちょっとここに毒素が溜まってるんじゃないですか?」
都がにやりと笑って言う。
「あ、あ、毒素が溜まると、まず、まずいですかね」
「そうですねえ、腫れてますし・・・」
「んんっ、す、吸い出してくれ、くれると、あっ、う、嬉しいかな。応急処置って、ことで・・・」
「わかりました」
ちゅうちゅう吸われて、腰が浮く。
「か、看護師さん、可愛いですね。か、彼氏居るんですか?」
「居ませんよぉ」
「り、立候補しちゃおうかな、なんて・・・」
「えー、お兄さん格好良いから、アリかなあ」
真っ赤な唇、白い歯、肉厚な舌。舌の粒一つ一つを感じるような舐め方をされて、気持ち良過ぎて、もう。
「くぅ、ああっ!」
都の顔を汚してしまった。
「あっ、ご、ごめんなさい」
「いいよ。それよりもっと遊ばない? まだイけるでしょ?」
「ちょ、ちょっと休憩」
「はいよ」
都はベッドサイドに置いてある水差しからコップに水を汲み、俺に渡してくれた。
「ありがと・・・」
「淳蔵、飲みながらでいいから聞いて」
「ん?」
顔についた精液を手で拭い、都が鼻で溜息を吐く。
「怒ってるの」
「えっ」
「美月さんにね」
「あ、ああ・・・」
「次に来た時は殺し合いになるから、貴方達は手を出しちゃ駄目よ」
「な、」
「私の言うことが聞けないの?」
そう言われたら、従うしかない。でも、もしも、都が殺されるようなことがあれば、その時は都の命令を無視してでも。
「ジャスミンがなんであの馬鹿女を敷地内に入れるか、わかる?」
「いや・・・」
「あの馬鹿女が最初で最後だから、だって」
俺は水を半分飲んだコップを都に手渡した。都はそれを一気に飲む。
「美代と直治にはもう伝えたから。多分、近日中に来ると思うの。向こうもその気でね」
「・・・俺達にできることは、」
「邪魔しないこと」
「・・・わかりました」
「ところで淳蔵、『下準備』はしてきた?」
「え、そりゃあ勿論」
都はコップを置くと、にたあと笑った。
「触診のお時間ですよぉ」
「ちょ、それは医者がやることだろ!」
「細かいことはいいからいいから」
「ああ、もう・・・」
俺は笑った。無理だ。『邪魔するな』だなんて。俺の命に代えてでも守る。守ってみせる。