百十八話 犬ごっこ
文字数 1,817文字
「千代」
「はァい!」
「俺、ちょっと用事ができたから、俺の許可をとらずに好きな時に休憩とってくれ。退勤も八時ぴったりにしておくから、八時過ぎたらきりの良いところで上がっていいぞ」
「はァい! ありがとうございまァす!」
千代が事務室から出て行く。俺は少し待ってから事務室を出て、都の部屋に向かった。
こんこん。
『どうぞ』
部屋に入り、鍵をかける。
「あら、直治。どうしたの?」
「遊びに来た」
都はにやっと笑い、俺の前に立つ。
「で、どんなふうに虐めてほしいわけ?」
「・・・辱めて、ほしい」
「ふうん。じゃ、服脱いで」
俺は言われた通りにする。都は棚からごそごそとなにかを取り出した。ジャスミンの首輪と、リード。
「おいで、犬さん」
都が少女のような笑みを浮かべた。俺はそれだけで勃起して、息が荒くなって止まらなかった。大人しく首輪をつけられる。都は俺が苦しくないよう、首輪の下に指を三本入れて余裕があることを確認すると、リードを引っ張って俺を寝室まで連れて行った。都はベッドに腰掛け、俺はその前に両膝を揃えて座り、膝の上に拳を置く。
「言われなくてもオスワリするなんて、良い子ね」
恥ずかしい。視界がぐるぐる回る。気持ち良い。俺は伏せて、都の靴の先に口付けた。
「まあ、そんなことするなんて・・・。でも駄目よ。『マテ』」
都が足を引き、靴とタイツを脱ぐ。
「はい、どうぞ」
俺は両手で都の足の裏を持ち、親指を口に含んだ。舌を回転させるように這わせ、唇で吸う。
「んふっ、くすぐったい・・・。いいのかしら、こんなことしてもらって・・・」
足の股を舐め、爪を軽く噛み、ちゅぱちゅぱとしゃぶる。
「綺麗にしてくれてありがとう。もうおしまいよ」
俺は座り直す。
「オテ」
都の右手に、右手を乗せる。
「オカワリ」
都の左手に、左手を乗せる。
「はい、良い子良い子」
頭を優しく撫でられ、羞恥と幸福で頭がいっぱいになった。
「あのね、私、変態なの。ペットの犬を犯して喜ぶどうしようもないサディストなの」
ベッドから立ち上がった都がするすると服を脱ぎ、下着姿になる。
「犬さんは、犬さんらしく四つん這いで犯されたいかな? それとも私に服従してお腹をみせてくれるのかな?」
俺はそっとベッドの上に乗って、正常位の形をとった。都がペニスバンドを装着する。いつも俺達は事前に自分で準備する。その方が都にすぐ抱いてもらえるからだ。都もそれはわかっているはずなのに、今日は俺の要望通り、俺を辱めるために、人差し指、中指、薬指にローションを絡め、俺の尻の穴にたっぷりとローションを垂らし、焦らすように挿入して、解す。
「うああっ・・・。うぅう・・・」
「あれ? 犬ってそんな鳴き声だったっけ」
俺は理性を捨てた。
「わんっ、わんっ!」
「あは、なんて可愛い犬さんなの」
「わ、あっ、わ、わん! ああっ、わん!」
「じゃ、オスの尊厳、冒してあげる」
都は指を引き抜くと、ぬちぬちと音を立ててペニスバンドを挿入した。
「あっ、ああっ、あああっ、わ、わん! わん!」
「良い子ね」
都はリードを片手に持ちながら、俺の腰を持ってガツガツと犯し始める。
「あぐっ、ああ、わんっ、わっ、あっ、あっあっ」
「興奮してるの? いつもよりじっくり慣らしたはずなのに、ぎゅうぎゅう締め付けて押し返してくるよ」
「うぅっ、んんぅ、わ、わんっ! わん!」
「フフッ、犬さん、黒い首輪、似合うねえ。ワインレッドとか、濃紺とかも似合うかな?」
「わんっ! わんっ!」
「そろそろイキたい?」
俺は頷いた。
「自分で弄っていいよ」
「わんっ! わんっ!」
「あれ? おちんちんじゃなくて乳首弄るの? 変な犬ね」
「あっああっ、あああっ、ああああああっ!!」
乳首を潰して捻って千切れるほど引っ張ると、あっという間に射精してしまった。都が俺の尻からペニスバンドを抜く。
「あーっ・・・ああ・・・」
「お利口で可愛い犬さん。二回目が欲しいなら、犬らしくお尻を振って誘ってごらん」
俺は四つん這いになり、尻を振った。
「わん、わん・・・」
「じゃ、二回目の交尾といきますか」
それから、俺達と都の取り決めである、一回のプレイで射精は五回まで、というのをきっちり守り、五回射精させてもらった。都が先にシャワーを浴びて、次に俺がシャワーを浴びる。辱めてほしいと言ったのに、恥ずかしくてなにも言えない。
「あの・・・」
「ん?」
「あ、ありがとうございまし、た・・・」
都はくすっと笑う。俺はシャツを引っ張りながら都の部屋を出た。
「はァい!」
「俺、ちょっと用事ができたから、俺の許可をとらずに好きな時に休憩とってくれ。退勤も八時ぴったりにしておくから、八時過ぎたらきりの良いところで上がっていいぞ」
「はァい! ありがとうございまァす!」
千代が事務室から出て行く。俺は少し待ってから事務室を出て、都の部屋に向かった。
こんこん。
『どうぞ』
部屋に入り、鍵をかける。
「あら、直治。どうしたの?」
「遊びに来た」
都はにやっと笑い、俺の前に立つ。
「で、どんなふうに虐めてほしいわけ?」
「・・・辱めて、ほしい」
「ふうん。じゃ、服脱いで」
俺は言われた通りにする。都は棚からごそごそとなにかを取り出した。ジャスミンの首輪と、リード。
「おいで、犬さん」
都が少女のような笑みを浮かべた。俺はそれだけで勃起して、息が荒くなって止まらなかった。大人しく首輪をつけられる。都は俺が苦しくないよう、首輪の下に指を三本入れて余裕があることを確認すると、リードを引っ張って俺を寝室まで連れて行った。都はベッドに腰掛け、俺はその前に両膝を揃えて座り、膝の上に拳を置く。
「言われなくてもオスワリするなんて、良い子ね」
恥ずかしい。視界がぐるぐる回る。気持ち良い。俺は伏せて、都の靴の先に口付けた。
「まあ、そんなことするなんて・・・。でも駄目よ。『マテ』」
都が足を引き、靴とタイツを脱ぐ。
「はい、どうぞ」
俺は両手で都の足の裏を持ち、親指を口に含んだ。舌を回転させるように這わせ、唇で吸う。
「んふっ、くすぐったい・・・。いいのかしら、こんなことしてもらって・・・」
足の股を舐め、爪を軽く噛み、ちゅぱちゅぱとしゃぶる。
「綺麗にしてくれてありがとう。もうおしまいよ」
俺は座り直す。
「オテ」
都の右手に、右手を乗せる。
「オカワリ」
都の左手に、左手を乗せる。
「はい、良い子良い子」
頭を優しく撫でられ、羞恥と幸福で頭がいっぱいになった。
「あのね、私、変態なの。ペットの犬を犯して喜ぶどうしようもないサディストなの」
ベッドから立ち上がった都がするすると服を脱ぎ、下着姿になる。
「犬さんは、犬さんらしく四つん這いで犯されたいかな? それとも私に服従してお腹をみせてくれるのかな?」
俺はそっとベッドの上に乗って、正常位の形をとった。都がペニスバンドを装着する。いつも俺達は事前に自分で準備する。その方が都にすぐ抱いてもらえるからだ。都もそれはわかっているはずなのに、今日は俺の要望通り、俺を辱めるために、人差し指、中指、薬指にローションを絡め、俺の尻の穴にたっぷりとローションを垂らし、焦らすように挿入して、解す。
「うああっ・・・。うぅう・・・」
「あれ? 犬ってそんな鳴き声だったっけ」
俺は理性を捨てた。
「わんっ、わんっ!」
「あは、なんて可愛い犬さんなの」
「わ、あっ、わ、わん! ああっ、わん!」
「じゃ、オスの尊厳、冒してあげる」
都は指を引き抜くと、ぬちぬちと音を立ててペニスバンドを挿入した。
「あっ、ああっ、あああっ、わ、わん! わん!」
「良い子ね」
都はリードを片手に持ちながら、俺の腰を持ってガツガツと犯し始める。
「あぐっ、ああ、わんっ、わっ、あっ、あっあっ」
「興奮してるの? いつもよりじっくり慣らしたはずなのに、ぎゅうぎゅう締め付けて押し返してくるよ」
「うぅっ、んんぅ、わ、わんっ! わん!」
「フフッ、犬さん、黒い首輪、似合うねえ。ワインレッドとか、濃紺とかも似合うかな?」
「わんっ! わんっ!」
「そろそろイキたい?」
俺は頷いた。
「自分で弄っていいよ」
「わんっ! わんっ!」
「あれ? おちんちんじゃなくて乳首弄るの? 変な犬ね」
「あっああっ、あああっ、ああああああっ!!」
乳首を潰して捻って千切れるほど引っ張ると、あっという間に射精してしまった。都が俺の尻からペニスバンドを抜く。
「あーっ・・・ああ・・・」
「お利口で可愛い犬さん。二回目が欲しいなら、犬らしくお尻を振って誘ってごらん」
俺は四つん這いになり、尻を振った。
「わん、わん・・・」
「じゃ、二回目の交尾といきますか」
それから、俺達と都の取り決めである、一回のプレイで射精は五回まで、というのをきっちり守り、五回射精させてもらった。都が先にシャワーを浴びて、次に俺がシャワーを浴びる。辱めてほしいと言ったのに、恥ずかしくてなにも言えない。
「あの・・・」
「ん?」
「あ、ありがとうございまし、た・・・」
都はくすっと笑う。俺はシャツを引っ張りながら都の部屋を出た。