百十二話 初めて2
文字数 1,703文字
仕事終わりにトレーニングルームで身体を鍛えていたら、プライベート用の携帯に都からメッセージが入った。
『もう寝てる?』
『起きてる』
『ちょっと昔の話しない?』
『いいぞ』
『部屋に来て。待ってる』
都と昔の話をするのも、今では嫌悪感が無くなっていた。俺はシャワーを浴びて、都の部屋に向かう。
こんこん。
『どうぞ』
中に入って鍵をかけた。
「なんか聞きたい話でもあるのか?」
「出会った頃の話をしようと思って」
「ああ、いいぞ」
「じゃ、脱いで」
「・・・うん?」
「初めてしてあげた時みたいにしてあげるから、脱いで」
「・・・わかったよ」
寝室に移動し、俺は服を脱いでベッドに腰掛け、足を開いた。都が俺の足の間に跪く。手で優しくしごかれ、ゆるゆると勃起したところをぱくっと咥えてしゃぶり始めた。
「ん、あ・・・」
「んふふっ」
都はすぐに口を放してしまった。上着とブラジャーを脱ぐと、大きい胸で俺の男根を包み、上下に揺らし始めた。温かくて、柔らかくて、すべすべしていて、ぷにぷにしていて、気持ち良い。
「直治、うちに来た時、体重何kgあったっけ?」
「ん、100kgいってたな・・・」
「今は?」
「72kg」
「大分減らしたねぇ。それも脂肪から筋肉に・・・」
「は、ふう。初めは、健康になりたくてやってたけど、ん、今は、違うんだ」
「あら、そうなの?」
「都を、あっ、喜ばせるために、やってる」
「んん?」
「力仕事も、ああっ、できるし、都を、抱き上げる、ことだって。それに、俺を抱くの、気持ち良いんだろ?」
「うん。直治の身体、凄く気持ち良い」
「俺、今の、あうっ、身体、気に入ってるんだ。鍛えてないと、ん、落ち着かない・・・」
「フフッ、本当に良い身体・・・。彫刻みたいで、触っているだけで筋肉の熱を感じてどきどきしちゃう・・・」
「はあ、んっ、あ、み、都、も、もう出るっ・・・」
ぎゅう、と都が胸を締め付け、俺は果ててしまった。
「あ・・・。はあぁ・・・ふぅ・・・」
「一回で足りる?」
「・・・足りない」
「では・・・」
都は胸を動かした。気持ち良い。征服欲が満たされる。女の象徴である胸を使って、俺の汚いモノを包んでいるのは、主従が逆転したような気分にさせてくれた。
「・・・お、俺、カレー嫌いなんだ」
「ああ、うちではあまり出ないメニューだね。カレーの日は直治は食卓に来ないし」
「う、はあ、カレーだけじゃない。シチューとかハヤシライスとか、煮込み料理・・・」
「どうして?」
「ふ、んんっ。俺の元の家、貧乏、だったから、はあ、安い食材なんでもブチ込んで、んくっ、食えたモンじゃなかった・・・」
「へえ・・・」
「日持ちもするからって、んんっ、あっ、週に一度は煮込み料理が・・・。俺、いつもそんな両親にキレて金をせびって、菓子パンばっか食ってたよ・・・」
「それであの体型だったわけかあ」
「今はもう、ち、違う・・・。一条家の三男だ・・・。み、都のための、身体っ・・・だから・・・。も、もっと、滅茶苦茶に・・・」
「なに言ってるの。私の直治。大切にしなくちゃ」
「う、う、も、もうっ」
「愛してるよ、直治」
締め付けている都の胸の方が痛いんじゃないかというほど締め付けられて、そのまま上下し精液を搾り取られる。
「はあ・・・。はあ・・・。はあ・・・」
「足りる?」
「・・・足りない」
「どうしてほしい?」
「・・・『下準備』してくる」
そのあと、みっともなく涎を垂れ流しながらへらへら笑うほど尻の穴を突かれた。気持ち良すぎて理性がブッ飛んで頭の中が真っ白になるのは好きだ。統合失調症だった時の、なにもわからなくて頭が真っ白になるのとは全然違う。
「都」
「んー?」
「今度、なんか煮込み料理作ってくれよ」
「えっ、いいけど・・・。私は料理はあんまり・・・」
「都が作ることに意味があるんだよ」
俺の隣で腕を組んでうつ伏せに寝転んでいる都は、恥ずかしそうに笑った。
「カレーでいい?」
「いい」
「頑張る」
可愛い。俺は堪らなくなって、寝返りを打って都の上に覆い被さり、頬にちゅっちゅっと口付けた。
「重いよお」
「愛の重さだよ」
「あははっ」
「フフッ・・・。都」
「なあに?」
「・・・もう一回」
都は唇をぺろりと舐めて、妖しく笑った。
『もう寝てる?』
『起きてる』
『ちょっと昔の話しない?』
『いいぞ』
『部屋に来て。待ってる』
都と昔の話をするのも、今では嫌悪感が無くなっていた。俺はシャワーを浴びて、都の部屋に向かう。
こんこん。
『どうぞ』
中に入って鍵をかけた。
「なんか聞きたい話でもあるのか?」
「出会った頃の話をしようと思って」
「ああ、いいぞ」
「じゃ、脱いで」
「・・・うん?」
「初めてしてあげた時みたいにしてあげるから、脱いで」
「・・・わかったよ」
寝室に移動し、俺は服を脱いでベッドに腰掛け、足を開いた。都が俺の足の間に跪く。手で優しくしごかれ、ゆるゆると勃起したところをぱくっと咥えてしゃぶり始めた。
「ん、あ・・・」
「んふふっ」
都はすぐに口を放してしまった。上着とブラジャーを脱ぐと、大きい胸で俺の男根を包み、上下に揺らし始めた。温かくて、柔らかくて、すべすべしていて、ぷにぷにしていて、気持ち良い。
「直治、うちに来た時、体重何kgあったっけ?」
「ん、100kgいってたな・・・」
「今は?」
「72kg」
「大分減らしたねぇ。それも脂肪から筋肉に・・・」
「は、ふう。初めは、健康になりたくてやってたけど、ん、今は、違うんだ」
「あら、そうなの?」
「都を、あっ、喜ばせるために、やってる」
「んん?」
「力仕事も、ああっ、できるし、都を、抱き上げる、ことだって。それに、俺を抱くの、気持ち良いんだろ?」
「うん。直治の身体、凄く気持ち良い」
「俺、今の、あうっ、身体、気に入ってるんだ。鍛えてないと、ん、落ち着かない・・・」
「フフッ、本当に良い身体・・・。彫刻みたいで、触っているだけで筋肉の熱を感じてどきどきしちゃう・・・」
「はあ、んっ、あ、み、都、も、もう出るっ・・・」
ぎゅう、と都が胸を締め付け、俺は果ててしまった。
「あ・・・。はあぁ・・・ふぅ・・・」
「一回で足りる?」
「・・・足りない」
「では・・・」
都は胸を動かした。気持ち良い。征服欲が満たされる。女の象徴である胸を使って、俺の汚いモノを包んでいるのは、主従が逆転したような気分にさせてくれた。
「・・・お、俺、カレー嫌いなんだ」
「ああ、うちではあまり出ないメニューだね。カレーの日は直治は食卓に来ないし」
「う、はあ、カレーだけじゃない。シチューとかハヤシライスとか、煮込み料理・・・」
「どうして?」
「ふ、んんっ。俺の元の家、貧乏、だったから、はあ、安い食材なんでもブチ込んで、んくっ、食えたモンじゃなかった・・・」
「へえ・・・」
「日持ちもするからって、んんっ、あっ、週に一度は煮込み料理が・・・。俺、いつもそんな両親にキレて金をせびって、菓子パンばっか食ってたよ・・・」
「それであの体型だったわけかあ」
「今はもう、ち、違う・・・。一条家の三男だ・・・。み、都のための、身体っ・・・だから・・・。も、もっと、滅茶苦茶に・・・」
「なに言ってるの。私の直治。大切にしなくちゃ」
「う、う、も、もうっ」
「愛してるよ、直治」
締め付けている都の胸の方が痛いんじゃないかというほど締め付けられて、そのまま上下し精液を搾り取られる。
「はあ・・・。はあ・・・。はあ・・・」
「足りる?」
「・・・足りない」
「どうしてほしい?」
「・・・『下準備』してくる」
そのあと、みっともなく涎を垂れ流しながらへらへら笑うほど尻の穴を突かれた。気持ち良すぎて理性がブッ飛んで頭の中が真っ白になるのは好きだ。統合失調症だった時の、なにもわからなくて頭が真っ白になるのとは全然違う。
「都」
「んー?」
「今度、なんか煮込み料理作ってくれよ」
「えっ、いいけど・・・。私は料理はあんまり・・・」
「都が作ることに意味があるんだよ」
俺の隣で腕を組んでうつ伏せに寝転んでいる都は、恥ずかしそうに笑った。
「カレーでいい?」
「いい」
「頑張る」
可愛い。俺は堪らなくなって、寝返りを打って都の上に覆い被さり、頬にちゅっちゅっと口付けた。
「重いよお」
「愛の重さだよ」
「あははっ」
「フフッ・・・。都」
「なあに?」
「・・・もう一回」
都は唇をぺろりと舐めて、妖しく笑った。