等級帯
文字数 458文字
雑誌を読んでいたら、ロザの等級帯の色について、こんなことが書いてあった。(※)
『(前略)…1960(昭和35)年2等制となり、等級帯が淡緑6号に変更となったので…(後略)』
つまり、どういうことかというと、
(昭和35年以前は)
1等車、2等車、3等車の3つが存在し、等級帯は、1等車は白、2等車は青、3等車は帯なし。
(昭和35年)
1等車と2等車だけになる。
1等と2等が合併した感じ。3等車は2等車と改称した。
そして上記の通り、1等車の等級帯は『黄緑』に変更。2等車は帯なし。
(昭和44年)
1等車はグリーン車、2等車は普通車と改称。
等級帯は、グリーン車は黄緑のまま。
普通車は帯なしのまま。
何が言いたいのかというと、グリーン車に塗られているあの黄緑の等級帯は、
「昭和44年、グリーン車と改称されたのだから、それに合わせた色の等級帯を塗った」
のではなく
「そもそも黄緑の等級帯が引いてあったのだから、1等車の新名称はグリーン車とした」
らしいということ。
(※)RMライブラリー249号 横須賀線70系時代(上) P13