交流電車

文字数 714文字

 153系電車に勾配用の抑速ブレーキを追加したのが165系だ、と私は思っていた。

 それはそれで正しいのだけれど、その165系を交直両用にしたのが451系だとも理解していた。

 しかし最近知ったのだが、451系の初期グループは、抑速ブレーキを持たないのだそうだ。台車は165系と同じなのに。

 思うに東北線では、抑速ブレーキがなくても不都合はないのだろう。
 そういえば、ED75にも抑速ブレーキはない。


 111系を交直両用にしたのが401系なのではなく、401系の直流バージョンが111系なのだね。
(401系には低運転台クハがあるが、111系にはない)


 471系の部品を使用して、電気機関車が作られたことがある。

 交直両用のED30がそれで、試作車ではないらしいが、それでも結局1両しか作られなかった。

 モーターと車輪は、廃車になったEF55の物を用い、交流機器は471系のものをつけた。



 北海道向けの711系は格好いいと昔から思っていた。
 ただその格好良さも、111系や165系と塗装ぬり分けが違うせいでハンサムに見えるのだろうと考えていたのだが…

 どうやらクハ711は、165などとは顔の寸法が違うらしい。
 冬季に備え、断熱のために床が分厚いのだとか。

 それで全面窓など一式が50ミリばかり高くなる一方で、ヘッドライト等の位置は変わっておらず、結果として違う顔になったのだろう。

 交流専用の711系は抵抗器を持たないから、当然ながら当時の技術では電気ブレーキを持つことができなかった。

 だから旧型国電のように、空気ブレーキだけで止めるのだそうだ。
(旧国の空気ブレーキと、新性能電車の空気ブレーキとは、そもそもかなり違うのだけれど)

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