キハ41000

文字数 595文字


 キハ41000御一行様というのは、実に面倒くさい連中で、そもそもは昭和7年に作られたキハ36900から始まる。

 国鉄における機械式ボギーガソリンカーの第1号だけれど、なぜキハ10というような平和な附番にしなかったのかというと、現代の感覚では考えにくいが、

「ガソリンカーも客車の一種だということで、客車の続き番に編入してしまった」

 ほほう。
 それでは、と同時代の客車を眺めると、スハ32がスハ32800と呼ばれていた時代で、リストを見ていたらマニ31:マニ36750というのを見つけたから、その少し後ろという感じか。

 その後、キハはすべて40000番台に集めることになり、改番がされたが、

キハ36900→キハ41000


「簡単じゃんか」って?
 
 いえいえ、そうは問屋がおろさんのですよ。
 この後も、

天然ガスで走るように改造したり、

ディーゼルエンジンを積んでみたり、

バスのエンジンを積んでみたり、

戦後に増備をしてみたりで、

それらが改造、改番を繰り返し、

キハ41000
キハ41200
キハ41300
キハ41500
キハ41600

 などと分かれ、私などはとっくの昔に理解をあきらめているのであります。

 これがさらに昭和32年の改番で

キハ04
キハ05
キハ06

 となるのでありますが、これも私などはとっくの昔に理解をあきらめているのであります。
はい。

(キハ41307が、大宮の博物館に保存されておりますぞ)

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