台枠

文字数 385文字


「板台枠と棒台枠はどう違うのか」

 それが長い間分からなかった。
 蒸気機関車や旧型電機の台枠の話なのだけれど、板台枠はED17の台車みたいに、「いかにも板をギーコギーコと切り抜いて作りました」という格好をしている。
 これはある意味わかりやすい。

 ところが問題は棒台枠で、EF58の台車みたいなやつ。
「棒」であって「板」じゃないんだから、まるで公園のジャングルジムのように、金属棒を溶接で組み合わせて作ったみたいな気がしてくるじゃないか。

 ところが、ユーチューブで古い記録映画を見ていてやっとわかった。(※)
 棒台枠も、実は板台枠と同じように、一枚ものの金属板から切り出して作る。  
 ただ切り抜かれる部分が板台枠の場合よりもはるかに広いから、見かけが「棒っぽく」なるわけ。
(材料も、おそらく板台枠よりも分厚い材を用いる)

(※)「1955年制作 鉄道映画 電気機関車の製造」

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み