ドライブシャフト
文字数 379文字
自動車の床下にはドライブシャフトがついていることは、子供の頃からよく知っている。
(FR車の場合。当時、FF車はまだ少なかった)
鉄道の本を読むようになって、キハの床下にも似たようなシャフトが通っていることを知ってうれしかったけれど、何から何まで自動車と同じというわけではなくて…。
(エンジン)→(クラッチ)→(変速機)→(ドライブシャフト)→(車軸)
という大まかな配置は一緒だけれど、上図で言う(車軸)の位置には、
「自動車ならデフがある」のだし、
「キハなら逆転機がある」
それゆえ後進するとき、自動車は変速機で回転方向を変えるが、キハの逆転機は台車の中にある。
だから自動車のドライブシャフトは、前進時と後進時で回転方向が逆になるけれど、キハのドライブシャフトは、前進時も後進時もつねに同じ方向に回転するという大きな差がある。
床下をのぞき込むのは楽しい。