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文字数 649文字
実は中学生の頃、私の頭を悩ませていた問題がある。
交流用電気機関車のことである。
ED70、71、72…
日本の国鉄においては、実はその時点ですでに、交流機はED70からED78までが存在し、番号が埋まっていた。
だから、
「この先はどうすんのかな?」
とは思っていた。
そしてついにED79が出現し…、
(もしもこの次のロコをED80と附番したら、交直両用機の意味になってしまう)
「おお…」
とかたずを飲んでいたら、民営化により、番号体系自体があっさりチャラにされましたとさ。
もしも国鉄の民営化が行われず、交流機の増備が続けられていれば、どういう番号が与えられていたのだろう。
その頃にはもうED70は形式消滅していたから、最新鋭機をED70(2代目)とすることだってできたかもしれない。
実はそういう例は、国鉄では他にもあって、というよりも意外と多く、
ED30
(初代):
私鉄から買収した凸型機。
(2代目):
交直両用の試作機。偶然だがこれも凸型。
オハ30
(初代):
火災で焼けた木造客車を復旧した17メートル客車
(2代目):
オハ31を通勤用に改造したもの。
モハ62
(初代):
身延線むけの17メートル国電。木造車を鋼体化したもの。
(2代目):
73系電車のアコモ改造車。同じく身延線向けだが、外観は113系にそっくりでスカ色塗装。
キハ40
(初代):
客車(オハ62)を改造して作ったキハ。
(2代目):
説明いる?
キハ45
(初代):
客車(オハフ62)を改造して作ったキハ。
(2代目):
キハ23の片運タイプ。