DT19
文字数 475文字
写真はたくさん目にしていても、キハ17系に乗車したことは、実は数えるほどしかない。
私の若い時代でも、17系はすでにそれほど数を減らしていた。
最初に乗ったのは山陰線を旅した時で、たしか1両だけ編成の中間に入っていたと思う。
運転台が狭いといった理由で、先頭に出してもらえなかったのかと想像するが、それでも完全オリジナルのキハ17ではなかった。
すでに台車がDT22に交換されていたから。
乗り心地などの理由で、17系には台車を交換した例が多いから、その1両だったのだろう。
そういえば、高砂線で乗ったキハ20初期車も、台車がDT19からDT22に交換されていたことを思い出す。
我ながら台車をよく見る人なのか、日田彦山線のある駅で、列車交換待ちの数分間にホームを歩きながらヒョイとのぞき込んだら、DT22に砂箱がついていて驚いたことがある。
てっきりキハ47だと思っていたのに、あわてて形式名を見たら、エンジンを乗せ換えたキハ147だった。
結局DT19には、津軽鉄道でしか乗ったことがないと気が付いた。国鉄から譲渡されたキハ11が2両いたから。