ED18
文字数 524文字
ED18はED17を改造し、軸重を軽くするために車輪を2つ増やしたものだということは、よくご存じだろうけれど、それにしても、よくあんなデザインにしたものだという気がしないでもない。
旧台車を廃して、新造した台車に取り換えたわけだけれど、私だったら、遊輪ではなく先輪をつけて、ED16みたいな形にしてしまったかもしれない。
そうなると、ED17時代よりも全長が伸びる。
まあDD10の図面が既に存在したわけで、
「これと同じ台車を使えばいいじゃん。とにかく全長を伸ばさずに済むんだからさ」
国鉄では、機関車の長さが本当に重要であったらしく、
「少しでも全長の短い機関車の方が、貨車を1両でも余計に連結できる…」
とまあ、駅の有効長が十分にある路線ばかりではないので。
そういう意味では、全長13メートルきっかりのED60なんぞは優等生であります。
(13メートルといえば、トキ15000と同一)
ED16とED60は、車体長はほぼ同じ。
だが全長はED60の方が2メートル以上短いとは、たまげる他ない(デッキがないからね)。
さらに出力まで比べるのは、製造された時代が違い過ぎるからチート気味だが、それでもED16が900kWで、ED60が1560kW。