ディーゼル機関車

文字数 587文字


 昭和時代、ディーゼル機関車を設計するとは、
「どのエンジンを」
「何個乗せるか」
ということだった。
 エンジンは主なものが3種類存在し、分かりやすく小中大で並べると、

「小」
DMH17
(一般型キハのエンジン)

「中」
DMF30
(DD13のエンジン)

「大」
DML61
(DE10、DD51のエンジン)


・エンジン小を1台積んだだけの機関車は、ご想像通りかなり小型で、国鉄には例がないが、私鉄ではいくつも走っていた。
 2軸、3軸のDB、DCとかいった連中。

・エンジン小を2台だと、国鉄のDD11がある。
 ただしこのDD11、製造当時から使い道に困るほどの小型に過ぎたそうで、製造数は9両。大雑把な話だろうが、
「C12の半分の力しかない…」そうだ。
 ただし私鉄では愛用され、有名なところでは、津軽鉄道で現在でもストーブ列車をけん引している。

・エンジン中を1台だと、これも国鉄には例がないが、私鉄には多い。水島臨海鉄道とか。

・エンジン中を2台というのは、そのまんまDD13のことで、例は多数過ぎる。私鉄にも多い。

・エンジン大を1台だと、これまたそのまんまDE10で、私鉄にもいくつかあるが、みなさんDE10とそっくりで、塗装まで同じ。
 DD16もこのグループ。

・エンジン大を2台だと、私鉄に例はなく、DD51大先生の独壇場と言いたいところだが、ロータリー車のDD53と、新幹線の911があるね。

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