DE10 小ネタ集
文字数 572文字
ディーゼル機関車はエンジンのある側が前なのだから、DE10の場合、長いほうのボンネットについている排気管を「前の煙突」、他方を「後ろの煙突」と呼ぶことにしよう。
DE10は元来、蒸気発生装置を乗せた機関車だから、短いほうのボンネットにはこの蒸気発生装置が格納され、「後ろの煙突」はその排気用だったのだろう。
ところが量産が進み、貨物専用で蒸気発生装置のないDE10も現れてくる。
それゆえ、蒸気発生装置なしDE10の「後ろの煙突」は、まったくのダミーであったかもしれない。
歯切れの悪い言い方で申し訳ないが、同じく蒸気発生装置のないDE11、DD16も事情は同じであろう。
ついでながら、DE10とDE11がどう違うかというと、DE11は入換専用だから、
「重く(65トン→70トン)」
「重連装備を持たず」
駅の外で列車を引くことがないので、タブレットの受け渡しを考慮していない。
それゆえ、運転台側面窓下の保護板(ほら、プラ製のあの白いやつ)がなく、だから、
「DE11は側面のナンバーが、ちゃんとペンキの白帯に乗っている」
一方で、DE10の側面ナンバーは上記のプラ板に邪魔され、白帯よりも少し下がった位置につく。
(おまけ)
DE10の2軸台車は、DD54の台車と共通品。
DE10のエンジンはDD51と共通だが、個数が少ない。
(2個→1個)