バージョン展開
文字数 640文字
私は、なんとなく以下のように思っていた。
キハ20に続いて、準急列車用キハ55系が作られたが、車内設備的に、急行列車として使うには、55系はイマイチであった。
そこで改良を加え、
・幅の広いスペーシーな車体
・安全面を考えた高運転台
・同じDMH17だが、客室床に点検口を作らなくて済むよう(騒音の弱点がある)、横置きシリンダーのエンジン
を採用した急行用キハの決定版「キハ58」が登場!
そしてこのキハ58は充分に優れた車両であったから、すぐさまバージョン展開が試みられて、
・北海道用として、耐寒設備を施したキハ56。
・碓氷峠対応のキハ57。
ができた、という具合。
ところが、これだと矛盾が生じるのです。
車体番号から見て、56や57は、58よりも先に作られたはずだから。
と思って、いつものウィキペディア先生を見ると、ほうほう…。
(1)
当時の北海道では、急行用キハが不足していた。
というより、なかった。
(北海道以外では、多少の不備はあるにしろ、キハ55系を急行に用いることができた)
北海道では、キハ22が急行として走っていたが、キロがない。
やむなく、寒冷地仕様でないキロ25を借り入れて使ったそうな。
だから急行用キハは、まず北海道用が優先された。
これが、キハ56・27、キロ26。
(2)
キハ58系の登場は昭和36年だが、当時、長野県内の有名寺院で大きな行事が行われる予定であり、それに間に合わせるため、信州用キハが優先された。
それがキハ57、キロ27。
ということだそうだ。
キハ20に続いて、準急列車用キハ55系が作られたが、車内設備的に、急行列車として使うには、55系はイマイチであった。
そこで改良を加え、
・幅の広いスペーシーな車体
・安全面を考えた高運転台
・同じDMH17だが、客室床に点検口を作らなくて済むよう(騒音の弱点がある)、横置きシリンダーのエンジン
を採用した急行用キハの決定版「キハ58」が登場!
そしてこのキハ58は充分に優れた車両であったから、すぐさまバージョン展開が試みられて、
・北海道用として、耐寒設備を施したキハ56。
・碓氷峠対応のキハ57。
ができた、という具合。
ところが、これだと矛盾が生じるのです。
車体番号から見て、56や57は、58よりも先に作られたはずだから。
と思って、いつものウィキペディア先生を見ると、ほうほう…。
(1)
当時の北海道では、急行用キハが不足していた。
というより、なかった。
(北海道以外では、多少の不備はあるにしろ、キハ55系を急行に用いることができた)
北海道では、キハ22が急行として走っていたが、キロがない。
やむなく、寒冷地仕様でないキロ25を借り入れて使ったそうな。
だから急行用キハは、まず北海道用が優先された。
これが、キハ56・27、キロ26。
(2)
キハ58系の登場は昭和36年だが、当時、長野県内の有名寺院で大きな行事が行われる予定であり、それに間に合わせるため、信州用キハが優先された。
それがキハ57、キロ27。
ということだそうだ。