クモユニ
文字数 658文字
他系列もそうだけれど、モハ80系というのは、何年度かに分けてだんだんと増備されていった。
しかし車種は意外と少なく、
・クハ
・モハ
・サハ
・サロ
・クモユニ
このクモユニだけれど、実は第1ロットとして製造されたわけではない。
クモユニ81は昭和25年製造、つまり第2ロットに当たる。
史実と違い、もしもクモユニ81が第1ロットとして製造されていたなら、クハ86初期型と同じ3枚窓の前面デザインになっていたはず。
そんなデザインのクモユニ81の模型を作ったら、意外にたくさんの人をかつぐことができるかもしれないけれど。
2021年6月12日、私は以下のように書いた。
(80系電車) (153系電車・旧番号)
モハ80 モハ91
サロ85 サロ95
クハ86 クハ96
サハ87 サハ97
と表にしてみればわかるように、153系というのは、80系を非常に意識して作ったのだろう。(以下略)
ところがこの時の私は、なんと153系にはクモユニが存在しないことを完全に忘れてしまっていたのだ。
だからもしも世が世なら、クモユニ81に合わせて、クモユニ153というのが存在し、準急『東海』なんぞに併結されていたかもしれない。
だけど、ありそうもないことだし、実際作られなかったわけだ。
なぜなら、
・旅客列車に郵便荷物車を併結する場合の遅延が問題とされる時代になりつつあった。
・旧型国電と違って、153系はMMユニット式。当時はまだクモユニ単品で電動車化はできなかっただろう(クモユ141の登場は昭和42年)。