修学旅行用

文字数 598文字

 修学旅行用155系電車というのは、

・スカートを省略したり

・クハを避けてサハを作る

・クロスシート車なのにエアサスは使わない

 などコスト下げに努力したのだから、もう一歩進んで電車をやめ、客車として製造するという手もあったかもしれない。
 ただ、

「床下エンジンで用いる発電ユニットがこの当時に存在したか」

 という問題もあるが、とにかく修学旅行用『客車』が実現していれば、電車よりもはるかに安く済んだはず。
 というか、これって12系のことじゃないかという気もするが、12系客車が登場するのは、155系よりもちょうど10年後のこと。

 もしも修学旅行用『客車』が実現していたら、台車にTR50を用いた非冷房の12系モドキが出来上がっていたことだろう。
 塗色はもちろん修学旅行色。
 目の覚めるような朱色と黄色ですぜ。

(いま思いついたのですが、『幻の修学旅行用客車』って、非冷房でよいのなら、必ずしもディーゼル発電ユニットは必要なかったかも…。
 ただしその場合、自動ドアはどうやって駆動しよう?
 こうなると電源用というよりも、コンプレッサー駆動用としてディ-ゼルエンジンが必要になるということかもしれない。
 155系以前の修学旅行列車は旧型客車を使用していたのだけど、運転停車している駅で生徒がホームに降りて、あげく乗り遅れるということがしばしばあったそうで、修学旅行用と名乗る以上、自動扉化は必須だったろうし)
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