優等生
文字数 585文字
ファンの方に怒られそうな言い草ですが、EF81というロコはあまりに優等生過ぎて、ちょいと物足りない気までする。
交流60ヘルツと50ヘルツ、おまけに直流と3電源対応。
貨車は引っ張る、ブルトレは引っ張る、旧型客車は引っ張る。しかも電暖つき。
欠点と呼べそうなのは、ちょっと重いことぐらいか。
台車も新設計の専用品だから、その分だけコストアップではある。
西武鉄道のE851が同じ台車をつけているが、なぜなのか理由は知らない。
中学の頃、電気機関車の総ガイドみたいな本を持っていたけれど、少し版の古い本だったので、当時の最新型機として載っていたのがEF81だった(PFやEF66もまだ載っていない)。
しかしこのEF81。
私に言わせれば、まだ電気機関車なんですわ。
サイリスタなんか使ってないからね。ED78の解説なんかあなた、読んでも訳が分からない。
最近のELって、あれは石(半導体)が走っとるんですわ。電子機関車と呼ぶべき。
私だって、努力的なことをしないわけではない。
ある鉄道雑誌の最近号で「インバーター制御」を特集したものがあり、
「まあ読んでみようか」
と購入したのはいいけれど、専門的すぎて一行も理解できないのには困った。
やっぱり私は、EF13よりも前の世界に生きることにした。
(EF13:弱界磁制御がついておらず、他の旧型ELよりもさらに構造が単純)