台車
文字数 694文字
昭和20年代から30年代、
つまり旧型電車から新性能電車へ移り変わる時期の台車リストを作ってみた。
モハ用台車 クハ用台車 車両形式
DT20 TR48 モハ80系
DT21 DT21T 101系
DT24 TR59 151系
DT21 TR62 113系
DT32 TR69 165系
DT33 TR201 103系
雑多な箇条書きになってしまうけれど、
・101系の台車を命名するにあたって、
「旧型電車とは違って短軸/長軸の区別がなくなり、モハ用/クハ用台車が本当にそっくりな形になった」
ので、TR○○というのをやめて、サフィックスの『T』だけをつけてトレーラー台車を区別するように改めたようだ。
それが、
DT21 と DT21T。
だけどそれでは不便があったのか、151系からは、またTR○○に戻っている。
そもそもDTは「ドライビング・トラック」の意味らしいから、その「Tバージョン」というのも変といえば変。
・旧型時代からずっと、ブレーキシューは『両抱き式』が当たり前だったが、
(車輪をシューで両側から挟んでブレーキをかける)、
それがなぜかDT32以降は、『片押し式』でいいじゃないかとコペルニクス的転換を遂げている。
(シューが車輪の片側にしかない)
そもそも、平軸受けの台車は片押しブレーキを嫌うと聞いたことがある。
コロ軸受と違い、平軸受けは横方向の力に弱いからだそうだ。
だから旧型ELでも、平軸受けのEF57までは両抱き式で、コロ軸受のEF58でやっと片押し式が採用される。
その割に貨車用のTR41は、平気で片押し式だけれど。