EF51

文字数 496文字

 地味といえば地味だが、EF51という機関車は、実は日本型ELの基礎になったロコと言っていいそうな。
( 1926年製。アメリカからの輸入機)

 本当の話、EF51の直後に作られた初の国産機:EF52なんぞは、先輪の数が違うくらいで、台車の構造や制御方式、ブレーキロッドの走り方などはまったくそっくり。
 その後に作られたロコたちを眺めても、

・EF53: EF52の改良型
・EF54: EF52のギア比違いの高速化バージョン
・EF55: EF53の流線型バージョン
・EF56: EF53のSGつきバージョン
・EF57: EF56の出力増強バージョン
 
 というように、EF51の子孫は数多い。
 だけどその割にEF51自身は寿命が短く、昭和30年代に廃車され、保存もされていない。
 やはり、たった2両しか存在しないロコというのは、使いにくいのだろう。
 少数派は少数派であるというだけで、運用しにくいものなのだろう。
 だから早い話、EF51とEF52は、旧型ザクと量産型ザクのような関係なんだわさ。

(全然関係ない話で恐縮だが、40年前を生きた人間というのは、ガンダムの洗礼を受けた第1世代でもあるわけで)
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