禁煙車両

文字数 345文字


 よく、

『昭和時代の常識は、こんなにも非常識であった』

 という話題で、やり玉に挙げられることの一つに、

「昭和時代には、電車の車内で喫煙ができた」

 というのがある。
 だけど昭和の空気を吸っていた人間として言えば、ちょっと違う感じがする。
 昭和時代、確かに列車内での喫煙は可能であった。
 しかし例外もあり、

・国電区間の普通列車は禁煙

・私鉄のほとんどは禁煙

 だったように思う。
 私事で恐縮だが、学生時代に私が日常的に乗車したのはほとんど大阪緩行線と阪急だったから、当然ながら全面禁煙だったわけ。

 国電区間でも、もちろん快速や新快速ではタバコが吸えた。
 私鉄は禁煙と書いたけれど、長距離特急を走らせていた会社だけは、例外的にその特急だけは喫煙車にしたという実績があるのかもしれないが、私は知らない。

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