モハの戦い

文字数 420文字


 昭和34年に行われた称号改正以前には、国鉄電車の番号体系は、恐らく悪夢のようだったろう。
 例えば80と90番台だけを抜き出しても、

モハ80  (旧型車)  
モユニ81 (旧型車)
モハ82  後のモハ154・155
83    (空番)
84    (空番)
サロ85  (旧型車)
クハ86  (旧型車)
サハ87  (旧型車)
サハ88  後のサハ155
クハ89  後のクハ155
モハ90  後のクモハ・モハ101
モハ91  後のモハ152・153
92    (空番?)
93    (空番?)
94    (空番?)
サロ95  後のサロ153
クハ96  後のクハ153
サハ97  後のサハ153
サハ98  後のサハ101
99    (空番?)


 というように、各系列が入り乱れている。
 他人事ではあるけれど、大規模な改番が必要だったのもうなずける。

 また逆に、偶数奇数を駆使して、よくあれほどわかりやすい新番号システムを作り上げたもんだという気がする。

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