複々線

文字数 403文字

 自宅の最寄り駅(山陽線)が複々線なのだけれど、

↑↑↓↓

 と、このような「内側線/外側線」式ではなくて、

↑↓↑↓

 になっている。

 この4本の線路のうち、普通や快速の走る南側の2本を「電車線」、残り2本を「列車線」と呼ぶが、後者については、私はさらに古めかしく「汽車線」と呼びたいぐらいの気取り野郎である。

 こういう「列車線/電車線」式複々線が、実は全国的に珍しいものらしいとは、薄々感じていたが実感はない。
 
 ところが先日、雑誌を読んでいて、「列車線/電車線」式が少数派である理由が分かったような気がした。

 学生の夏休みにいつか終わりが来るのと同じように、複々線もいつか終わって、複線になるのである。

 それが例えば大阪緩行線の西端、西明石駅であったりするが、もしも「内側線/外側線」式であれば問題はないけれど、「列車線/電車線」式の場合には、駅構内に必ず平面交差が出現してしまう。
 なるほど、それが理由か。
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