911
文字数 613文字
「犬も歩けば…」
というのは本当のことだね。
ついさっき、いつもの有名なサイトさんで形式図を眺めていて、学生時代以来の疑問がやっと解けた。
911というDLは、東海道新幹線が開通するときに、
「もしも停電などで、列車が駅間で動けなくなったらどうするか?」
という問題に対処するために作られたものだったが、実際の停電事故で使用することはなく、普段は検測車をけん引するのが主な仕事だったらしい。
しかしこの911、中身は基本的にDD51と同一であるから、2個のエンジンと2個のトルコンを持っている。
車軸配置は BBB で、3つの台車へ向ってエンジンから、どう動力が伝えられているのか、具体的に言えば、ドライブシャフトがどう走っているのかが私には疑問だったわけ。
学校の校外学習は楽しい。なんせ授業はお休みなわけだし、遠足みたいなことに半日おつきあいすれば出席扱いになるというおいしさ。
しかも、あるとき私が経験した校外学習の行き先というのがなんと、新幹線の鳥飼車庫でありました。
このチャンスを逃すまじと、もちろん私は、911のドライブシャフト配置について、案内してくださった方に質問したが、普段の業務からは離れた質問なので、さすがにお答えは得られなかった。
といった因縁のある疑問だったのだが、911の形式図によると、前方のエンジンからは前方の3軸へ。
後方のエンジンからは後方の3軸へという当たり前のレイアウトでありました。