列車名
文字数 541文字
昭和33年、最初の電車特急として、151系電車を用いた列車が東海道線を走り始めた。
この列車は、
「ものすごく速いんだぜ」
ということを印象付けるため、音の速さのイメージを借用したのだろう。
『こだま』と名付けられた。
でも音速って秒速340メートルだから、時速に換算したら1224キロですがな。
昭和39年、東海道新幹線が開通するとき、『こだま』の名はこちらに取られてしまったが、より速い列車ももちろん走ることになっていて、
「音よりも速いんだから、光速だよな」
ということで、『ひかり』と命名された。
でも光速って秒速30万キロだから、時速に換算したら108000万キロですがな(計算あってる?)。
平成4年、より速度の出る300系が開発され、この車両は当然、0系やら100系の『ひかり』よりも速く走るのだから…
あれ? 光速よりも速いということで、なぜ『タキオン』と命名しなかったのだろうね。
それにしても、『のぞみ』というのも不思議な列車名だと思った。
300系が何を望むのさ?
「ああ、私は白と青よりも、ピンクに塗られる方がよかった」
とか?
念のために辞書を引いて驚いた。
「のぞみ」には、眺望、ながめという意味もあるじゃんか。
いえ、300系が何を眺めるのかは知りませんが。