貨物ホーム

文字数 593文字

 今日は、しょっぱなから図が入ってややこしい。
 東海道線の西ノ宮駅の話。大阪緩行線の複々線区間。



           [山側の貨物ホーム]          
(東灘・神戸へ)←・・・[旅客ホーム]・・・・・→(尼崎・大阪へ)
           [海側の貨物ホーム]


 西ノ宮駅には、図のように2つの貨物ホームがあったが、「山側」と「海側」の間は、連絡線路でつながってはいなかった。
「山側」はいわゆる普通の貨物駅だったが、「海側」はセメント工場とビール工場の側線につながっていた。
 小型の入換機が合わせて3台もいるこんな駅を、私がほっておくはずはない。その訪問の時に聞いた話。
 2つの貨物ホーム間に連絡線はないのだから、

(1)
山側貨物ホームから下り方面、例えば九州へ向かって貨物を発送したい時にはどうする?

 また逆に、

(2)
海側貨物ホームから東京へビールを発送したい時にはどうする?

 といった問題が生じる。

(1)の場合には、山側貨物ホームから発送された貨車は、上り貨物列車に連結されてわざわざ一度、尼崎まで行き、そこで改めて下り貨物列車に連結される。
(たしか尼崎だったと思うよ)

(2)の場合には、同じことを東灘のヤードでやるそうな。

 ここにいた3両の入換機。そのうちの1両はいかにも古めかしいスタイルだったけれど、係の人は「戦車のエンジンを積んでいるんだ」と言っていたけれど、本当かなあ。
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