天変地異 6
文字数 1,029文字
「さて、やるか」
ネックは身体強化の魔法を使い、大剣を軽々と振り回す。
「負けませんよ、父上!!」
モモも黒い人影を次々と斬り捨てた。
「今のうちにお逃げ下さい!! どこか建物の中に避難を!」
逃げ遅れた人々にモモは振り返って言う。
「あ、あぁ、助かりました!」
人影の注意をこちらに向けて、モモとネックは戦った。
飛びかかった人影をネックは袈裟斬りにし、そのまま勢いを付けて走り、別の人影を下から斬り上げる。
モモは剣を突き刺し、引き抜く。横薙ぎに斬り、後ろから襲いかかった槍持ちの人影が出す一撃を無力化の盾で受け止め、カウンターを入れる。
そんな調子で戦っていたが、人影は数が減るどころか、逆に段々と増えていった。
「モモ、まだいけるか?」
「えぇ、まだまだ!!」
その返事を聞いてネックはふっと笑う。
「っく、魔人はどこに居るんだ!!」
サツキは双剣で黒い人影を斬り捨てながら言った。
「マジこれどうなってんだ!?」
クサギも魔法で人影を蹴散らす。カミクガは素早い動きで応戦していた。
「!! サツキちゃんあれ!!」
カミクガは城の上空を指さす。そこには空を飛ぶ魔人メボシが居た。
「城に戻る!! アイツを潰さなくては」
サツキパーティは城に向かって走り出す。時を同じくしてイタヤ達も空を見上げる。
「アイツが魔人か……」
イタヤが呟くと、ウリハが人影を魔法で殲滅した後に言う。
「それじゃ倒しに行くかい?」
「あぁ、行くぞ!!」
イタヤパーティも城へと走り出した。
魔人が現れた城では戦闘が始まろうとしていた。
「少し、遊びますかな?」
地表に降り立った魔人メボシを兵士たちが取り囲む。
「一斉掃射!!」
近衛兵長のカミトが叫ぶと同時に、無数の矢と魔法の弾幕がメボシ目掛けて打ち出される。
だが、残念な事に傷一つ負わせられなかった。今度は反撃が来る。
右手を前に突き出し、くるりと一回転するメボシ。その手からは光線が放たれていた。
一瞬の間を置いて、円状に爆発が起き兵士たちは爆殺され、バラバラになった死体がそこら中に落ちた。
士気がこれ程まで無いぐらいに下がる。カミトは氷の剣を構えて突撃をした。
後ろでは近衛兵の魔女であるイズミが魔法の雷を放つ。
武器すら構えずに、メボシはカミトの剣をひらりひらりと避けていた。
「その程度ですかな?」
メボシが手をカミトの腹に当てる。
「それでは、カミトさん。さようなら」
そう言うと同時に、カミトの体は爆発し、跡形もなく消え去ってしまった。
ネックは身体強化の魔法を使い、大剣を軽々と振り回す。
「負けませんよ、父上!!」
モモも黒い人影を次々と斬り捨てた。
「今のうちにお逃げ下さい!! どこか建物の中に避難を!」
逃げ遅れた人々にモモは振り返って言う。
「あ、あぁ、助かりました!」
人影の注意をこちらに向けて、モモとネックは戦った。
飛びかかった人影をネックは袈裟斬りにし、そのまま勢いを付けて走り、別の人影を下から斬り上げる。
モモは剣を突き刺し、引き抜く。横薙ぎに斬り、後ろから襲いかかった槍持ちの人影が出す一撃を無力化の盾で受け止め、カウンターを入れる。
そんな調子で戦っていたが、人影は数が減るどころか、逆に段々と増えていった。
「モモ、まだいけるか?」
「えぇ、まだまだ!!」
その返事を聞いてネックはふっと笑う。
「っく、魔人はどこに居るんだ!!」
サツキは双剣で黒い人影を斬り捨てながら言った。
「マジこれどうなってんだ!?」
クサギも魔法で人影を蹴散らす。カミクガは素早い動きで応戦していた。
「!! サツキちゃんあれ!!」
カミクガは城の上空を指さす。そこには空を飛ぶ魔人メボシが居た。
「城に戻る!! アイツを潰さなくては」
サツキパーティは城に向かって走り出す。時を同じくしてイタヤ達も空を見上げる。
「アイツが魔人か……」
イタヤが呟くと、ウリハが人影を魔法で殲滅した後に言う。
「それじゃ倒しに行くかい?」
「あぁ、行くぞ!!」
イタヤパーティも城へと走り出した。
魔人が現れた城では戦闘が始まろうとしていた。
「少し、遊びますかな?」
地表に降り立った魔人メボシを兵士たちが取り囲む。
「一斉掃射!!」
近衛兵長のカミトが叫ぶと同時に、無数の矢と魔法の弾幕がメボシ目掛けて打ち出される。
だが、残念な事に傷一つ負わせられなかった。今度は反撃が来る。
右手を前に突き出し、くるりと一回転するメボシ。その手からは光線が放たれていた。
一瞬の間を置いて、円状に爆発が起き兵士たちは爆殺され、バラバラになった死体がそこら中に落ちた。
士気がこれ程まで無いぐらいに下がる。カミトは氷の剣を構えて突撃をした。
後ろでは近衛兵の魔女であるイズミが魔法の雷を放つ。
武器すら構えずに、メボシはカミトの剣をひらりひらりと避けていた。
「その程度ですかな?」
メボシが手をカミトの腹に当てる。
「それでは、カミトさん。さようなら」
そう言うと同時に、カミトの体は爆発し、跡形もなく消え去ってしまった。