キエーウ最終決戦 7
文字数 837文字
ムツヤは真っ暗な空間に1人で居た。
どこだここはと思った次に、もしかして自分は死んでしまったのかと考える。
何でこんな事になったんだろう。
そんな事を考えていたら色々な景色が目の前に広がっていった。
塔の中でサズァンに出会ったこと、外の世界に出てモモに剣を向けられたこと。
ユモトを助けて一緒に冒険したこと、ヨーリィと戦って仲間になったこと。
アシノとルーが自分に手を貸してくれたこと。
皆、笑顔だった。そう思っていたら急に泣き出すモモが見えた。
誰だ、モモさんを泣かす奴は。
そうだ、自分は守らなくちゃいけない。モモさんを、皆を……。
倒れていたムツヤは目を覚まし、立ち上がった。
左右に揺れながらダクフはムツヤの元へとゆっくり歩き、急に走り出すと一気に剣を叩きつける。
土煙と激しい金属音がし、視野が通るようになると、ムツヤが剣でしっかりと受け止めていた。
メチャクチャに振り下ろされ、振り上げられ、薙ぎ払うダクフの剣を避けて受け止めてとムツヤは動きに付いていけるようになっている。
モモたちはそれを尻目にキエーウのメンバーを次々と蹴散らしていく。あらかた片付いたようだ。
自分達の身の安全を確保すると、ムツヤとダクフの一騎打ちを見守る。
(これ以上はまずい!!)
ムツヤは自分の体が悲鳴を上げている事に気付く。
そして、最後の一撃に全てを賭けることにした。
ダクフと距離を取ると、一直線に走ってこちらにやってくる。その動きに合わせて一撃を食らわせるのだ。
チャンスは一度限り、外せばきっと自分はもう動けない。
剣を構えて一気に走るダクフをジッと見つめてムツヤは動かずにいる。
二人がすれ違い、互いに剣を一度だけ剣を振るった。
どちらも立ち尽くしたままだ。仲間にとっては永遠にも感じられる時間だったが終わりが来る。
ムツヤが倒れた。皆それを見て血の気が引く。
「私達で倒すぞ!!!」
アシノがそう言うと同時に。
「ぐあああああああ!!!!!」
血を流しながらダクフが倒れた。
どこだここはと思った次に、もしかして自分は死んでしまったのかと考える。
何でこんな事になったんだろう。
そんな事を考えていたら色々な景色が目の前に広がっていった。
塔の中でサズァンに出会ったこと、外の世界に出てモモに剣を向けられたこと。
ユモトを助けて一緒に冒険したこと、ヨーリィと戦って仲間になったこと。
アシノとルーが自分に手を貸してくれたこと。
皆、笑顔だった。そう思っていたら急に泣き出すモモが見えた。
誰だ、モモさんを泣かす奴は。
そうだ、自分は守らなくちゃいけない。モモさんを、皆を……。
倒れていたムツヤは目を覚まし、立ち上がった。
左右に揺れながらダクフはムツヤの元へとゆっくり歩き、急に走り出すと一気に剣を叩きつける。
土煙と激しい金属音がし、視野が通るようになると、ムツヤが剣でしっかりと受け止めていた。
メチャクチャに振り下ろされ、振り上げられ、薙ぎ払うダクフの剣を避けて受け止めてとムツヤは動きに付いていけるようになっている。
モモたちはそれを尻目にキエーウのメンバーを次々と蹴散らしていく。あらかた片付いたようだ。
自分達の身の安全を確保すると、ムツヤとダクフの一騎打ちを見守る。
(これ以上はまずい!!)
ムツヤは自分の体が悲鳴を上げている事に気付く。
そして、最後の一撃に全てを賭けることにした。
ダクフと距離を取ると、一直線に走ってこちらにやってくる。その動きに合わせて一撃を食らわせるのだ。
チャンスは一度限り、外せばきっと自分はもう動けない。
剣を構えて一気に走るダクフをジッと見つめてムツヤは動かずにいる。
二人がすれ違い、互いに剣を一度だけ剣を振るった。
どちらも立ち尽くしたままだ。仲間にとっては永遠にも感じられる時間だったが終わりが来る。
ムツヤが倒れた。皆それを見て血の気が引く。
「私達で倒すぞ!!!」
アシノがそう言うと同時に。
「ぐあああああああ!!!!!」
血を流しながらダクフが倒れた。