飲みに行こう(大人のお店) 4
文字数 1,003文字
こうして男に言われるがまま二人は付いて行ってしまった。その先にあったのは先ほどの店よりは少し落ち着いた感じのする店だ。
「いらっしゃいませ。どうぞこちらへ」
ボーイが二人を見て頭を下げる。案内したエルフの男はいつの間にか居なくなっていた。
「あ、あの、やっぱり辞めましょうムツヤさん!!」
小声でユモトは言うが、店に入ってしまったので、仕方なくボーイの後を付いていく。
「お客様ご案内でーす!!」
「いらっしゃいませー!!」
ムツヤとユモトはキョロキョロ辺りを見回した。どの席でも男と美女が酒を飲んでいた。
「こちらのお席にどうぞ」
心臓をどくどくとさせながら、座って待っていると、ボーイが美女を二人連れてきた。
「こんばんはー、サクラでーす」
「カオリでーす」
挨拶をするなり美女二人はムツヤとユモトの隣に座る。
「あ、俺、わたじはムツヤ・バックカントリーです!!」
「え、あ、ユモト・サンドパイルです!!」
顔を赤くしながらムツヤ達は自己紹介をする。
「ムツヤさんとユモトさんですねー、もしかしてこういうお店初めてですかー?」
「え、あ、はい!!」
ユモトが返事をするとクスクスと美女たちは笑う。
「えー、かわいいー!!」
そう言ってユモトの隣に座るサクラは距離を詰めた。ユモトは思わず顔が赤くなる。
「っていうかユモトさん? だよね、ほんと可愛い顔してるー!!」
「か、可愛くなんて…… ないです……」
「ムツヤさん筋肉すごーい、冒険者?」
カオリという女性はムツヤの腕を触って言う。思わずムツヤも照れていた。
「え、えっと、冒険者でず!!」
「すごーい!! そうだ、お酒は何飲みます?」
「え、えーっと、甘いやつで」
「お酒は甘いのが好きなんですねー」
「は、はい」
2人はガチガチに緊張していた。それを知ってか知らずかキャストの女性のボディタッチは多めだ。
「私達もお酒飲んでいいですかー?」
「え、あ、も、もちろんです!!」
「ありがとうございまーす。それじゃ乾杯ですね!」
ムツヤとユモトは目の前に出されたピンク色の酒を手に持って掲げる。
「かんぱーい!」
「か、かんぱい!!」
焦りをごまかすように酒を飲んだ、甘いフルーティな酒で、飲みやすかった。
「ムツヤさん強そー、いつか勇者になって世界を救っちゃったりしそう!!」
「そんな世界を救うなんてできないでずよ」
冗談にムツヤは笑ってしまう。相手は会話のプロであり、緊張も少し溶けてきていた。
「いらっしゃいませ。どうぞこちらへ」
ボーイが二人を見て頭を下げる。案内したエルフの男はいつの間にか居なくなっていた。
「あ、あの、やっぱり辞めましょうムツヤさん!!」
小声でユモトは言うが、店に入ってしまったので、仕方なくボーイの後を付いていく。
「お客様ご案内でーす!!」
「いらっしゃいませー!!」
ムツヤとユモトはキョロキョロ辺りを見回した。どの席でも男と美女が酒を飲んでいた。
「こちらのお席にどうぞ」
心臓をどくどくとさせながら、座って待っていると、ボーイが美女を二人連れてきた。
「こんばんはー、サクラでーす」
「カオリでーす」
挨拶をするなり美女二人はムツヤとユモトの隣に座る。
「あ、俺、わたじはムツヤ・バックカントリーです!!」
「え、あ、ユモト・サンドパイルです!!」
顔を赤くしながらムツヤ達は自己紹介をする。
「ムツヤさんとユモトさんですねー、もしかしてこういうお店初めてですかー?」
「え、あ、はい!!」
ユモトが返事をするとクスクスと美女たちは笑う。
「えー、かわいいー!!」
そう言ってユモトの隣に座るサクラは距離を詰めた。ユモトは思わず顔が赤くなる。
「っていうかユモトさん? だよね、ほんと可愛い顔してるー!!」
「か、可愛くなんて…… ないです……」
「ムツヤさん筋肉すごーい、冒険者?」
カオリという女性はムツヤの腕を触って言う。思わずムツヤも照れていた。
「え、えっと、冒険者でず!!」
「すごーい!! そうだ、お酒は何飲みます?」
「え、えーっと、甘いやつで」
「お酒は甘いのが好きなんですねー」
「は、はい」
2人はガチガチに緊張していた。それを知ってか知らずかキャストの女性のボディタッチは多めだ。
「私達もお酒飲んでいいですかー?」
「え、あ、も、もちろんです!!」
「ありがとうございまーす。それじゃ乾杯ですね!」
ムツヤとユモトは目の前に出されたピンク色の酒を手に持って掲げる。
「かんぱーい!」
「か、かんぱい!!」
焦りをごまかすように酒を飲んだ、甘いフルーティな酒で、飲みやすかった。
「ムツヤさん強そー、いつか勇者になって世界を救っちゃったりしそう!!」
「そんな世界を救うなんてできないでずよ」
冗談にムツヤは笑ってしまう。相手は会話のプロであり、緊張も少し溶けてきていた。