飲みに行こう(大人のお店) 3
文字数 828文字
「え、俺ですか?」
「そう、お兄さん。ってもしかしてデート中?」
隣のユモトを見て残念そうに客引きは言った。
「で、デートって!! 僕は男です!!」
「えぇっ!? 失礼しました!!」
客引きはそう謝ると、笑顔を作って話を始める。
「ねぇ、お兄さんたち。女の子と飲めるお店どうですか?」
「女の子と飲める?」
ムツヤが聞き返すと「そうです」と言ってごますりをした。すると、店から女が二人やって来る。
「お兄さん達飲んでってよー!!」
そんな時に、見知らぬエルフの男がやって来てムツヤ達に声を掛けた。
「おー、お待たせ2人ともー。悪いね、この2人俺のツレでもう店決まってんだ、後で来るから」
そして、ユモトの腕を引っ張って連れて行く。
「え、ちょっ!!」
「ちょ、ちょっと待って下さい!!」
ムツヤは連れられていくユモトを追いかける。後ろでは女達が舌打ちしていた。
先ほどの客引きと女達から見えない場所まで来てエルフの男はユモトの手を離した。
「いやー、危なかったねー」
男はヘラヘラ笑いながらムツヤ達に言う。
「あ、あなたは何なんですか!? それに危なかったって……」
「君たち、こういう場所初めてだろ? あぁいう女が客引きしてたり、店から出てくる店は、ほぼ100%ボッタクリの店だと思って良い」
「そうなんでずか!?」
ムツヤは驚いて言う。すると男はウンウンと頷いた。
「いや、酔っぱらいが連れられていくのならまだしも、君達みたいな若人が騙されるのは見てられなくてねー」
「そうなんですか、ありがとうございました」
ユモトは頭を下げて礼を言った。
「もし良かったら。奢りはしないが、俺のオススメの店を紹介してあげようか? 可愛い子いっぱいいるよ!!」
「か、可愛い子ですか。僕そういうお店はちょっと……」
「まーまー、こうして出会ったのも何かの縁!! 社会勉強だと思って」
こうして男に言われるがまま2人は付いて行ってしまった。その先にあったのは先ほどの店よりは少し落ち着いた感じのする店だ。
「そう、お兄さん。ってもしかしてデート中?」
隣のユモトを見て残念そうに客引きは言った。
「で、デートって!! 僕は男です!!」
「えぇっ!? 失礼しました!!」
客引きはそう謝ると、笑顔を作って話を始める。
「ねぇ、お兄さんたち。女の子と飲めるお店どうですか?」
「女の子と飲める?」
ムツヤが聞き返すと「そうです」と言ってごますりをした。すると、店から女が二人やって来る。
「お兄さん達飲んでってよー!!」
そんな時に、見知らぬエルフの男がやって来てムツヤ達に声を掛けた。
「おー、お待たせ2人ともー。悪いね、この2人俺のツレでもう店決まってんだ、後で来るから」
そして、ユモトの腕を引っ張って連れて行く。
「え、ちょっ!!」
「ちょ、ちょっと待って下さい!!」
ムツヤは連れられていくユモトを追いかける。後ろでは女達が舌打ちしていた。
先ほどの客引きと女達から見えない場所まで来てエルフの男はユモトの手を離した。
「いやー、危なかったねー」
男はヘラヘラ笑いながらムツヤ達に言う。
「あ、あなたは何なんですか!? それに危なかったって……」
「君たち、こういう場所初めてだろ? あぁいう女が客引きしてたり、店から出てくる店は、ほぼ100%ボッタクリの店だと思って良い」
「そうなんでずか!?」
ムツヤは驚いて言う。すると男はウンウンと頷いた。
「いや、酔っぱらいが連れられていくのならまだしも、君達みたいな若人が騙されるのは見てられなくてねー」
「そうなんですか、ありがとうございました」
ユモトは頭を下げて礼を言った。
「もし良かったら。奢りはしないが、俺のオススメの店を紹介してあげようか? 可愛い子いっぱいいるよ!!」
「か、可愛い子ですか。僕そういうお店はちょっと……」
「まーまー、こうして出会ったのも何かの縁!! 社会勉強だと思って」
こうして男に言われるがまま2人は付いて行ってしまった。その先にあったのは先ほどの店よりは少し落ち着いた感じのする店だ。