〚主要登場人物まとめ〛三章終了時点

文字数 2,300文字

〚第三章における、主な登場人物まとめ〛※ネタバレ注意

〚世界ⅰ(主人公が暮していた日本がある世界)〛

五十嵐侑子(いからしゆうこ)
 主人公。三章開始時点で二十歳。並行世界の先、ヒノクニへ二度目の来訪を遂げる。

野本裕貴(のもとゆうき)
 侑子の中学時代からのクラスメイト。後に侑子に恋心を抱くようになり、恋人となる。侑子が再びヒノクニへ戻る直前まで一緒にいた。

野本玄一(のもとげんいち)
 裕貴の祖父。音楽好きで、家に沢山のレコードやCDを所蔵している。若者と音楽談義をするのが趣味。侑子と裕貴が大学へ進学した年の春に他界。




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〚世界ⅱ(侑子から見た並行世界。ヒノクニが存在する世界)〛

ユウキ(手塚勇輝(てづかゆうき)
 ライブハウス『変身館』の専属歌歌い。三章開始時点で二十五歳。

杉田紡久(すぎたつむぐ)
 侑子と同様、七年前に日本からヒノクニへやってきた少年。絵を描くことが好き。三章開始時点で二十二歳。

リリー(タイラ・サユリ)
 侑子が並行世界で一番最初に出会った人物。ジロウの経営するライブハウス『変身館』の専属歌歌い。エイマンと結婚し、三章終了時点で四歳になる娘のモモカがいる。

コハシ・ジロウ
 ライブハウス『変身館』のオーナー。ユウキの養父。震災によって変わり果てた商店街の立て直し、復興に尽力している。

ノマ
 ジロウの屋敷で住み込みの家政婦として働いていた。震災後もジロウと共に暮らしている。

エイマン・ソノダ
 リリーの夫。政治家である父の手伝いをしている。リリー曰く「並行世界オタク」

モモカ
 リリーとエイマンの長女。魔力を持たない状態で生まれてきた。

ハルカ
 ユウキの幼馴染。ユウキとは最も古い友人。教師を志そうとしていたが、現在も定職にはついていない。ユウキ達の地方巡業の際には運転手をつとめている。

アオイ
 ユウキの幼馴染。機械やロボットに詳しい科学者。

ミツキ
 ユウキの幼馴染。過去に短期間ユウキの恋人だった。卒業後は王府に就職。他者の気分や心理状況を読み取る“才”の持ち主。

スズカ
 ユウキの幼馴染。王都を襲った震災により、両親と妹を失う。『変身館』の歌歌いの一人、サクヤと結婚し、一男の母親となった。

アミ・レゼーマ(モノベ・タカオミ)
 ユウキの専属ギタリストとして変身館に雇われた。実は王に最も近い近習の一人。並行世界からの来訪者である侑子と紡久を見守るため、彼らの側近くへ密かに派遣されていた。

ラウト・ソノダ
 エイマンの父。現政権与党・平彩党の幹部。かつて並行世界からやってきた来訪者たちと親交が深かった。

リエ・ソノダ
 エイマンの母。

ショウジ
 変身館スタッフ。ユウキのバンドメンバーのベーシスト。

ミユキ
 ショウジの姉。変身館スタッフ。弟と同様ユウキのバンドメンバー。ドラマー。

レイ
 変身館スタッフ。ユウキのバンドメンバー。キーボディスト。

オリト
 ヒノクニ三種の神器の一つ、『カギ』を守ってきた神社の宮司。

タイラ・ミネコ
 リリーの母。オリトの父から『カギ』の守役に任命された後、王都のソウイチロウの元へ嫁いだ。平空政争の最中、カギを持ったまま失踪する。紡久がヒノクニへ来訪した事件(第一章参照)の後は、メム人に匿われながら全国を転々としていた。

タイラ・ソウイチロウ
 リリーの父。代々養蚕業を営んできた農家の当主だった。平空政争時に妻のミネコと共に失踪。

タイラ・マサオ
 リリーの兄。平空政争時に両親と共に失踪。

マヒト
 ヒノクニの若き王。

越生正彦(おごせまさひこ)
 侑子と紡久が世界ⅱへやってくる二十年以上以前に世界ⅰからやってきていた男性。ラウトの親しい友人。妻のちえみと共に二十一年前に亡くなっている。

越生(おごせ)ちえみ
 世界ⅰからやってきた来訪者。世界ⅱで出会った正彦と結婚したが、間もなく謎の死を遂げる。

ミウネ・ブンノウ
 ヒノクニの安寧の秘密・天膜の存在と構造に気づき、兵器への転用を目論む天才科学者。

カルミオ・ロパン
 ブンノウの学生時代の友人。父親はヒノクニの三種の神器、カギの守役をかつて務めた人物だった。父の残した日記から天膜の存在を知り、ブンノウと共に研究を進めていた。

シグラ
 生まれつき天膜を見ることができる“才”を持つ女性。ブンノウに見出され、彼に心酔していく。

ダチュラ・ロパン
 ブンノウの部下。人をいたぶりながら殺すことを楽しむ、救いようのないサディスト。ブンノウのことは神と崇めるほど心酔している。

ザゼル
 王都の震災の後、機械工学専門の科学者としてアオイと親しくなる。アオイと共に震災後の復興に深く関わった他、ロボット開発にも携わり、侑子達とも親交を深めていく。実はブンノウとシグラの間に生まれた息子であり、人口子宮によって受精卵から育てられた過去を持つ。

ツァマ・ダン
 ブンノウの元で暗躍していた元空彩党党員。カギを持つミネコ達の行方を追う中、彼女たちを匿っていた宮司親子を焼き殺す事件を起こした。ブンノウを見限ったことにより粛清の対象となり、ブンノウの企みをラウトに知らせた後命を落とす。

ヤヒコ
 ヒノクニの山間部を移動しながら暮らす謎の民・メム人の青年で、一族のリーダー的な存在。

ヤチヨ
 ヤヒコの妹。侑子と同い年ということもあり、仲の良い友人同士になる。機械いじりが趣味。動物と意思疎通が取れる。言葉が喋れない。

ラン
 メム人を統率する長老の女性。長老とされるが、老齢ではない。

キノル
 メム人。ヤヒコの妻。

コル
 ヤヒコの長男。三章開始時点で十歳。

ミサキ
 ヤヒコの長女。コルの年子の妹。

スサ、ノハ
 双子の兄弟。ヤヒコの末の息子たち。

ヘイル、シュマ
 メム人の夫婦。ヤヒコとヤチヨの両親。

ミオ
 モモカの親友。リリーが売った彼女の実家の農地跡の住宅街に家族で越してきた。三章終盤時点で九歳。

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