ユウキから侑子へ①
文字数 578文字
ユーコちゃんへ
今君は、並行世界にいるの?
君が元いた世界に
驚いた。
ユーコちゃんが書いた手紙は、リリーの家の魔石ソケットの側で見つけたんだ。
あの手紙は、ユーコちゃんが書いたんだよね?
筆跡でユーコちゃんの書いたものだって、すぐに分かった。
だけど今一自信がない。
だってこんなことってある?
ユーコちゃんもツムグくんも魔法のことを信じられないってよく言っていたけれど、魔法が当たり前の俺にもこの現象がよく分からない。
けど、あれは絶対にユーコちゃんからの手紙だって、信じたいんだ。
何を書いているのか分からなくなってきたけど……とにかく君のことが分かって、本当にほっとした。
ユーコちゃんと一緒に、リリーを部屋まで呼びに行ったあの時。
ユーコちゃんは俺の目の前から突然消えた。
瞬きなんてしてない。
音も何もなく、一瞬のことだった。
少しずつ消えていくとか、そういうのでもなかった。
本当に一瞬で、君の全てが消えたんだ。
あの場所にいた皆が目撃していたはずなのに、誰も説明できなかった。
ただ君は消えたんだ。
ユーコちゃん
君はそっちの世界に、本当にちゃんといるの?
もしそうなら、同じ様にもう一度手紙を送ってくれないか。どうやって送ったのか分からないけれど。
皆元気でいるよ。
ユーコちゃんがいなくなってしまって、とても心配している。会いたい。
返事を待ってる。
ユウキ
今君は、並行世界にいるの?
君が元いた世界に
驚いた。
ユーコちゃんが書いた手紙は、リリーの家の魔石ソケットの側で見つけたんだ。
あの手紙は、ユーコちゃんが書いたんだよね?
筆跡でユーコちゃんの書いたものだって、すぐに分かった。
だけど今一自信がない。
だってこんなことってある?
ユーコちゃんもツムグくんも魔法のことを信じられないってよく言っていたけれど、魔法が当たり前の俺にもこの現象がよく分からない。
けど、あれは絶対にユーコちゃんからの手紙だって、信じたいんだ。
何を書いているのか分からなくなってきたけど……とにかく君のことが分かって、本当にほっとした。
ユーコちゃんと一緒に、リリーを部屋まで呼びに行ったあの時。
ユーコちゃんは俺の目の前から突然消えた。
瞬きなんてしてない。
音も何もなく、一瞬のことだった。
少しずつ消えていくとか、そういうのでもなかった。
本当に一瞬で、君の全てが消えたんだ。
あの場所にいた皆が目撃していたはずなのに、誰も説明できなかった。
ただ君は消えたんだ。
ユーコちゃん
君はそっちの世界に、本当にちゃんといるの?
もしそうなら、同じ様にもう一度手紙を送ってくれないか。どうやって送ったのか分からないけれど。
皆元気でいるよ。
ユーコちゃんがいなくなってしまって、とても心配している。会いたい。
返事を待ってる。
ユウキ