第333話朱里と春奈も祐を抱いて眠りたいらしい

文字数 1,316文字

私、田中朱里は、「西洋史」の講義中ではあるけれど、春奈さんとのメッセが続いている。
「純子さんと真由美さん、やっぱりアヤシイです」

春奈さん「具体的には?」
私「まず、真由美さんが身体ピッタリ系の半袖Tシャツ、太ももあらわな柔らかな生地の短いショートパンツ」
春奈さん「うーん・・・色仕掛け?で、豊胸純子さんは?」
私「胸の谷間がしっかり見えるシャツと、柔らか短めのキュロット、むっちり白い足も見せています」
春奈さん「あの二人なら、やりかねない、祐君の部屋に忍び込む、絶対やるよ」
私「それを祐君が朝に気がついて、おそらく逃げるように、ジョギングを」
春奈さん「祐君は足・・・いや、逃げ足が速いから、痴女二人はゼイゼイしていなかった?」
私「アタリです!ほんと、痴女です、退院直後の祐君にお色気攻撃なんて、マジにアウトです」

ところで、今夜は私と春奈さんが祐君の部屋に泊る。(祐君は保護監視対象だから)

春奈さん「ねえ、私たちも仕掛けようよ、女として負けたくない」
私「うーん・・・具体的には?」
春奈さん「まずね、祐君は美少女と美女は、相当見慣れている、子供の頃から」
私「ムギュも慣れているような感じ、かなりの女のエジキになったのかな」
春奈さん「シースルーとか、それ以上も、おそらく見ている、見慣れ切っている」
私「それは感じます、女子の外面を気にしない、もう免疫が出来ている」
春奈さん「今回は純子と真由美以上に、セクシー度を高めよう、押しの一手」
私「それ・・・面白いです・・・シースルーとか?」
春奈さん「ノーブラでムギュしても、面白い」

・・・何のことはない・・・結局、朱里と真由美も、似たような作戦をするようだ。

さて、当の祐は、真面目に「西洋史」の講義を受けている。
「古代ローマの建築か」
「水道橋にコロッセオ、ローマ街道、治水技術も」
「早く日本を出て、現地で見たい、できれば、その時代にタイムマシーンで」
などなど、真面目に聴いている。
(純子はオネム状態、祐に身体を意識的に預けている)

そんな三者三様の「西洋史講義」受講を終え、ジュリアが待つライブバーに歩く。

「今日は、ウィンナーシュニッツェルだって」
純子
「舌を噛みそう、それ何?」
朱里
「ソーセージのこと?」
祐はクスッして、ドヤ顏。
「子牛のもも肉を薄くたたいてのばして、きめ細かなパン粉をつけて揚げ焼きにした、ウィーン名物のカツレツ」
純子は不安を覚えた。
「最近、おなかの肉が」
朱里も同じようなもの。
「確かに、パンツはキツイ」
祐は、また笑う。
「毎朝走ろうよ、かなり違う」
純子
「マジで罰ゲームや、悪魔かと思った」
朱里
「罰を受けるようなことが?」
純子の顏が真っ赤になった。

「あれほどダメですって言ったのに」
純子
「だって、心配だから、ベッドから落ちないようにと」
朱里
「具体的には?」

「肉の壁」
純子
「いや、祐君を身体を張って守ったの」
朱里
「要するに、真由美さんも祐君の身体を楽しんだの?」
祐は黙った。(答えようがなかった)
純子
「うん、なかなか美味しいよ・・・お肌も絶品」
朱里
「へえ・・・楽しみ」
「春奈さんにも言っておきます」

祐は逃げたい、しかしライブバーが見えている。
ジュリアに泣きつきたいとまで、考えている。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み