第368話富士山を見に、富士市までドライブ

文字数 750文字

午前中は、結局音楽三昧。
お昼になって、ようやく外出。
まずは、近所の蕎麦店に入った・
日本人女子の注文は、普通の日本蕎麦。
「山菜蕎麦」「キツネ蕎麦」「タヌキ蕎麦」「天ぷら蕎麦」、「せいろう蕎麦」等。
祐だけが、「カレー南蛮」。(やはり女子たちの注目を引く)
尚、蕎麦粉とベーコン、玉子のクレープと、そばがきが、サイドメニューで全員が楽しむ。

蕎麦店を出て、ドライブになった。(目的地は富士市の岩本山公園)
芳江のBMWと、瞳のワーゲンに分乗。(祐は瞳を避けて、芳江の車に乗った)

有名な観光地ではないので、渋滞も少なく、ほぼ2時間で到着した。
ここでも、女子たちは大騒ぎになった。

「え・・・富士山が真正面・・・大きい!」
「こっちは・・・駿河湾?うわー・・・大きい」
「茶畑がいいなあ・・・」
「富士山と茶畑、駿河湾・・・お風呂さんの壁そのもの」
「空気がいいなあ・・・空も大きい」
「これで無料なの?」
「マジに穴場スポットだよね」

祐は、女子たちに付き合わず、途中で写真を撮っている。
(風景写真のみ、女子は撮らない)
その祐に、姉瞳が声をかけた。
「ねえ、祐、ここは、もっとPRしたほうがいいのかな」
「イベントを増やすべきかなと」
祐は頷く。
「駐車場をもう少し増やして」
「周りに民家もないから、野外ステージを作って」
「レストランか売店を整備すれば、いいかなあ」
瞳は広い芝生で遊ぶ家族連れを見た。
「今は、完全な市民公園だよね」

「でも、それは管理組織を作って、上手にスケジュール調整をすればいいと思うよ」
「イベント収入を公園整備に使えば、問題はないはず」
(姉瞳は、ここでもメモしている)

富士市の岩本山公園を出た一行は、一路、伊東へと戻った。
昼が、やや軽めだったので、夜は豪快バーベキューになるようだ。
全員が笑顔で準備に取り組んでいる。
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