第285話ジュリアと祐の甘い夜①

文字数 1,099文字

私、純子そして真由美さん、田中朱里、風岡春奈さんの「日本女子チーム」は、気が気でない時間を過ごしている。
その原因は、祐君は、「ジュリアの誘い」で、ジュリアのアパートに、一人で出かけてしまったことだ。

もちろん、ジュリアから私たちに事前に話があった。
「危ないことはならないよ」
「安心して、祐君と二人きりでゆっくり話をしたいだけ」
「だから、一晩貸して」

・・・貸してと言われても、祐君の行動は祐君の自由。(断れない)
年齢差もあるし、ジュリアさんは祐君を日本の弟と思っている。(弟ラブもあるかな?)
ジュリアの気持ちも大事にしたい。(邪魔も、恥ずかしい)

そんなことで、「まあ、何もないでしょ」と意見は一致。
祐君の帰りを待つだけの状態になったのである。(・・・その時間の長いこと)(同じ時間でも短い場合と長い場合がある・・・これが祐君待ちの相対性理論と言う)


さて、祐は、そんな「日本人女子チーム」の思いなど、全く関知しない。
ジュリアの「パリ風ポトフを一緒に」の誘いだけで、あっさりと[OK]。
それでも、お土産として「大福餅」(ポトフには合わないかなと思ったけれど、自分が食べたかった)を持ち、ジュリアのアパートのベルを鳴らした。

インタフォンから
「祐?」(ジュリアの少し高い声)
祐は、少しゼイゼイしている。
「お待たせしました」(実は大福餅を買って、5分遅れた・・・で、走った)

ドアが開いた。
ジュリアが赤い顔。
ピンクのTシャツ(少しきつめ?大きな胸が揺れている)、美しい太ももむき出しのホットパンツ。
香辛料をしっかりきかせたポトフが香っている。

祐がアパートに入ると、そのまま、ジュリア独特のハグ。
すなわち、豊胸で祐の顏を思い切り包み込む。

「祐と、二人きり会いたかったの」
「女の子たちにも、了解済み」
「だから、祐君も私を」

祐は、ジュリアの「してもらいたいこと」を察した。
祐も、しっかりとジュリアを抱きしめた。

そんな時間が、約5分。
ジュリアと祐は、ベッドの上。(仰向け)

手を握り合って話す。
ジュリア
「とにかく落ち着こうよ」

「うん、ドキドキした」
ジュリア
「フルートも上手だね、感心した」

「ごめん、急に吹いたから、息が持たなかった」
ジュリア
「祐は、もっと食べて、太ってもいい」

「ありがとう、ジュリア、やさしい」

ジュリアは、いきなり身体の向きを変え、祐を横抱きにする。
「祐を捕まえたぞ」

祐は、焦った。(感触が、今夜は微妙に違う)(生肌感が強い)

ジュリアは、甘い声。
「祐なら、見せてもいいかな」(そのまま密着)

祐の声がかすれた。
「困らせないで」

ジュリア
「えへへ・・・」
「どうしようかな」(そのまま、祐に馬乗りになっている)
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